VIDES JAPAN:若者のうちに神と出会う
(Boscolink – 2016年10月20日 日本・東京)
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By Sr.稲川(サレジアン・シスターズ)
サレジアン・シスターズのボランティア・グループVIDES(ヴィーデス)は、日本のサレジオ家族の中でも、最もダイナミックに外に向けて活動するグループの一つです。その中には、約170人のメンバーのほかに、数十名のオブザーバーと呼ばれるそれらの活動に関わっていく大学生や30歳程度までの若いグループがあります。このオブザーバーの会員は2015年から本格的な活動を開始し、現在では具体的な独自の活動も展開しています。さらに、170人ほどのメンバー(これらをシニアメンバーと呼んでいます)に対し、40名余りのジュニア・メンバー(シニアに対し、高校生やそれ以下の年齢の協力者たち)が日本のサレジアン・シスターズの14の拠点を中心に、国内外の多くの人々に奉仕し、あかししています。
静岡サレジオの先生の一人は、ご自身の信仰の歩みについてこのように語っています。「9年前にこの学校に来ましたが、この8年、毎夏、生徒たちに付き添ってフィリピンのボランティア活動に行っています。フィリピンの貧しい子どもたちは、神様のことを私に教えてくれました!」
同じように、生徒たちはフィリピンで、愛とは生活を分かち合うことだと学び、変えられ、成長し続けています。このようにして、若者たちは、本当の幸せをもたらしてくれるものを知るようになります!
8年前、私たちはサレジアン・シスターズの協力を得て、「VIDES静岡ジュニア」を立ち上げました。創立当初の6人のメンバーから、今は生徒43人に増え、メンバーはさまざまな文化活動やバザーを通してフィリピンの子どもたちを支援しています。私はドン・ボスコとそのサレジアン・シスターズのように喜びあふれるサレジアンであることを、とても幸せに思います。生徒たちもきっとそうでしょう!
22年前、子ども・若者たちの奉仕活動が持つ教育的・宣教的価値を信じた数名のサレジアン・シスターズの情熱によって、VIDESは始まりました。当初は、助けを必要とする人々のための簡単な支援活動、資金集めのためのささやかな活動から出発しました。
現在、VIDESのメンバーは主に東京と静岡で活動しています。14の奉仕や支援の活動があり、それぞれに責任者と独自のプログラムがあります。
1)海外ボランティア:海外ボランティア活動、特にアジアの国々で:カンボジア(文化センター、製パン学校)。
2)学校支援:カンボジア、フィリピンの学校への教材支援。
3)リストランテVIDES:イタリアン・パスタと出前サービスのレストラン。
4)フレンドシップ:特に、日曜日、子どもの保育サービス(2~5歳児)。
5)Mac Love:インターネットを通してVIDESの活動を紹介。
6)フリーマーケット:アジアの国々の支援を必要とする人々のための資金集め。
7)海外物資支援:布地、その他の活用素材を海外に送る。
8)ランチショップ:海外の支援活動の資金集めのため、調理と食事のサービス。
9)VIDESカルチャー:芸術作品、工芸品、遊びなどを通しての文化交流。
10)VIDES Mine:特別に必要とする人のため、宿泊などのサービスを提供。
11)VIDESアカデミー:ダンス、音楽、芸術によるアカデミアを通して若者に成長の場を提供する。
12)祈りの会:世界の平和のため、VIDESの活動のために祈る。
13)VIDESサレジオ山中山荘:富士山のふもとの山中にあり、教会学校や学校の研修会などで使用されている。(4月から10月にかけて)。
14)VIDESショップ:若者たちが食事をしたり、話をしたりできる場を提供している。
東京の青年たちによる「オブザーバー」のグループは、赤羽の商業施設である‘Bivio’(ビビオ)と協力して「スマイル・フェスタ」を街中で開催し、ドン・ボスコの劇を上演しています。また、 “Casa di Misericordia”(慈しみの家)、通称「ハッピーハウス」を運営し、支援を必要とする子どもたちの話を聞いてあげたり、食事を提供したりしています。
活動や組織についてのさらに詳しい情報は、VIDES JAPANの公式サイト(http://www.videsjp.org) をご覧ください。ますます多くの若者がVIDESでの奉仕を通して深い喜びを体験してほしいと私たちは願っています。