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サレジオ会 日本管区 Salesians of Don Bosco

EAOボナノッテ:ミッション・ポッシブル?


 

FB+Pacific new delegation

 

2017年7月1日

サレジオ信徒ボランティア – ミッション・ポッシブル?

 

友人の皆さん、サレジオ家族の皆さん!

 7月はEAO東アジア・オセアニア地域の多くの国にとって学校の夏休み、あるいは冬休み、また多くの使徒的活動──夏のオラトリオ、信仰──召命キャンプ、聖書キャンプ、若者のボランティア体験の季節です。

 若者のボランティア体験なしには、青少年司牧は不完全なものであり、本当の意味でダイナミックではなく、その将来はないと、私は日々より深く確信しています! その名称は、DBVGドン・ボスコ海外青年ボランティアグループ(日本)、カリエロ・プロジェクト(オーストラリア)、たいまつ運動(中国)、国際ボランティア・グループ(韓国)、VIDES(日本、韓国、フィリピン、カンボジアのサレジアン・シスターズの国際ボランティアグループ)、SAVIO(フィリピン南)など……。私たちEAO、11管区のサレジオ家族によるさまざまなボランティア運動です。

 この6か月、何人かの若い、あるいはそれほど若くない宣教ボランティアに会いました。彼らは人生の中の1年間を、サモア、カンボジア、ベトナム、モンゴル、ミャンマー、フィリピン、東ティモールなどで、若者に仕えるためにささげます。彼らの体験に耳を傾けるとき、深い感銘を受けます:

 「学究生活をそのまま続けたくなかった、少なくとも何か良いことをしてみたかったので応募しました。英語なら教えられると思ったので、英語を教えたいと希望しました。ここに来て1年近くですが、想像をはるかに超えてたくさんのことを学びました! ボランティアとしての1年をまとめていちばんよく言い表すとするなら、自分の持っている少しの知識、経験、人生を分かち合ったということです!」

 ソロモン諸島を訪れるとき、あるいはソロモン諸島のサレジオ家族のFacebookを見るとき、私は26年にわたるDBVG(日本)のたゆみないボランティアの取り組みに感謝を覚えます。ソロモン諸島から日本に帰ったDBVGメンバーの体験に耳を傾けるとき、両国の若者たちが互いの交流によってどれほど豊かにされたかに気づかされます。若者たちの無私の奉仕の証しは、世界中の若者の人生を形作ります。経済発展した物質主義的な国々でボランティア体験がなければ、おそらく奉献生活への召命は半分に減るでしょう!

 そうです、EAOのすべての諸管区、委任地区で宣教ボランティアがさらに盛んになることを、私たちは夢見ます。そうです、若者が2週間の生活体験を超えて、1年をささげるようになることを夢見ます──サレジオの宣教地でフルタイムのボランティアとして! EAOの共同体にほかの国から若いボランティアがやって来るとき、ベトナム、ティモール、カンボジア、ミャンマー、モンゴルなどの宣教ボランティアの成長のためにインスピレーションをもたらしたり、そのきっかけになったりするのです。挑戦しましょう!

ドン・ボスコのうちに。

EAO地域顧問 ヴァツラフ・クレメンテ神父, SDB