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サレジオ会 日本管区 Salesians of Don Bosco

EAOボナノッテ12月:聞くことはいつも最初の一歩


 

2018年12月1日/トリノ・ヴァルドッコ

聞くことはいつも最初の一歩 - カリエロ11!

 

 友人、サレジオ家族の皆さん、

 ヴァルドッコより、心からのごあいさつを送ります。プロジェクト・ヨーロッパのため、総長とその評議会と共に、‟旧大陸“の全サレジオ会管区長30名がここに集っています。耳を傾けること、共に歩むことに満ちた1年を、このサレジオの母なる家に持ち寄る良い機会になっています。私たちも、耳を傾ける機会は豊かに与えられました。

 第28回総会の問いかけ、「今日の若者のために、どのようなサレジオ会員に?」について、協働者ミッション・パートナーの多くに耳を傾けたこと。総長のストレンナ2018が私たちに求めたように、若者と共に歩む同伴の第一歩として耳を傾けること。私たちの地域5か国-東ティモール、インドネシア、タイ、ラオス、カンボジア-への特別視察の際、多くの会員、協働者ミッション・パートナー、若者に耳を傾けたこと。また、大きなインスピレーションとなったのは、10月に開催されたシノドス、「若者、信仰、そして召命の識別」でした。私たちは教皇とシノドスの教父たちが、若者に絶えず耳を傾けるのを目の当たりにしました。

 今月、私たちはまた「カリエロ11」第1号の10周年を記念します。サレジオの宣教を活性化する月刊のニュースレターです。カリエロ11は、2008年12月から2018年12月までに、120以上の宣教師召命の証しを掲載してきました。サレジオ会として宣教師に耳を傾けてきた10年、おそらく今日、最も頻繁に、最も幅広く翻訳されているサレジオの活性化の道具となっています:EAO地域に限っても、カリエロ11を英語、中国語、日本語、韓国語、タイ語、ベトナム語で読むことができます。

 このカリエロ11の物語は、私たちに何を語るのでしょうか? まず、とてもささやかなフォーマットであること(A4、1枚)。これは2007年から2009年にかけてマニラで出されていたフィリピン北管区の宣教活性化ニュースレター、‘Mt 28:16’にヒントを得たものです。第2に、カリエロ11は物語を語るという魅力的な宣教スタイルを提示し、宣教地のために祈るよう私たちを招き、多くの具体的な宣教師の姿を紹介します。第3に、カリエロ11は、毎月の11日に、実際に、具体的に宣教を活気づけるよう単純に招くものです。

 カリエロ11はその名を最初のサレジオ会宣教師、ジョヴァンニ・カリエロ枢機卿(1838‐1926)からいただき、私たちの起源から、私たち家族の宣教のDNAからインスピレーションを汲むよう、全サレジオ家族を招いています。求道者に、若い宣教師に、ささやかな生活のあかしによって第1次福音宣教にたずさわる私たちの兄弟姉妹に耳を傾けることは、私たちにとって良薬です。いつものように今日も、居心地の良い安全地帯を後にして出かけて行くよう、助けてくれます!

 今日、眠りにつく前に、カリエロ11の1つのページに目を通すか、ゆっくり読むか、してみてください、そして友人と分かち合ってください! おやすみなさい!

EAO地域顧問 ヴァツラフ・クレメンテ神父, SDB