EAOボナノッテ: 十字架の道の向こうに
※「EAOボナノッテ」は、サレジオ会 東アジア・オセアニア地域顧問ヴァツラフ・クレメンテ神父から毎月送られるメッセージです。
2016年 3月1日
十字架の道の向こうに
友人、会員の皆さん!
東アジア‐オセアニア地域の若いサレジオ会員はベッキのドン・ボスコ大聖堂を訪れると、光の道行の14留を見て驚きます。私たちの11の管区で光の道行はあまり知られていません。ここで、2016年の復活節にこの道行を祈るようおすすめしたいと思います!
キリストの生涯の最後の12時間の出来事を取り上げる、14留から成る十字架の道行は、教会で古くから行われている祈りです。それは特に四旬節にふさわしい信心です。しかし、私たちのまなざしが復活に注がれる復活節には、十字架の道行は少々場違いに思われます。
そこで、25年前、一人のイタリア人サレジオ会司祭、サビーノ・パルンビエリ神父(正式にサレジオ家族の一員となっているグループ「復活の主のあかし人」の創立者)は、四旬節の信心の延長となる復活節の信心を編み出そうと、インスピレーションを受けました。パルンビエリ神父は、キリストの受難と死のさまざまな場面を、復活の日から五旬祭の聖霊降臨までの間に起きた出来事と入れ替えました。
その後まもなく、一人の芸術家、ジョヴァンニ・ドラゴーニ氏(同窓生)がサビーノ神父のビジョンをとらえ、木彫の14留を製作しました。そして1994年、復活の主日、初めての光の道行がベッキの丘、ドン・ボスコ大聖堂で祝別されました。(写真参照)
この2016年の復活節に「光の道行」を祈ってみたいと関心のある方のため、Boscolinkでイタリア語、英語、フランス語、中国語、日本語のさまざまな資料を読むことができます。
来たる復活節のお祝いのあいだ、神様の大きな愛を実り豊かに体験されますように。
ドン・ボスコのうちに
EAO地域顧問
ヴァツラフ・クレメンテ神父, SDB