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サレジオ会 日本管区 Salesians of Don Bosco

DBトリノの少年刑務所に帰る



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 帰ってきたドン・ボスコ……2月2日、かつてGeneralaと呼ばれ、現在Ferrante Aportiと呼ばれるトリノの少年刑務所に、ドン・ボスコが帰って来た。ドン・ボスコ生誕200周年祝いの一環として、青少年の聖人の像が刑務所のチャペルに置かれ、トリノのノシリア大司教が祝別式を執り行った。
 サレジオ会のピエモンテ・ヴァッレ・ダオスタ管区長エンリコ・スタジ神父、35年間、少年刑務所の教誨師を務めるドメニコ・リッカ神父、ガブリエラ・ピッコ刑務所長、少年司法の関係者、数名の若い入所者らが式に参列した。
 法務省行政官アントニオ・パッパラルド氏によるはじめのあいさつに続き、リッカ神父が像を製作した彫刻家アルド・ペッレグリーノ氏を紹介し、短いスピーチを行った。多くの反対を受け、実現が難しかったにもかかわらず、ドン・ボスコが入所者たちを一日の遠足に連れ出したエピソードをリッカ神父は語り、ドン・ボスコが今も若者の心をつかむ理由、「信頼、責任の共有、若者たちに責任感を持たせること」を強調した。
 ノシリア大司教は、スピーチで、愛する人々を離れ、孤独、痛み、後悔を感じるときも、信頼をもって将来に目を向けるようにと若い入所者たちに勧めた。フランシスコ教皇の言葉を取り上げ、「誰にも皆さんの希望を奪われてはいけません」と励ました。「今日、皆さんは一人友人が増えました。しかし本当は、彼は前からここにいたのです。」
 シナノキで作られた彫像は、ドン・ボスコが2人の若者を抱擁しているもの。像は、ボランティア、協力者、リッカ神父の知人、友人らがプレゼントした。彫刻家のペッレグリーノ氏が言うように、「権威がありますが、権威主義的ではない」優しい顔のドン・ボスコである。

(ANS – イタリア・トリノ 2015年2月15日)
http://www.infoans.org/1.asp?sez=1&doc=12073&Lingua=2