8月15日、ドン・ボスコの故郷で200周年開始
美しいモンフェッラートの山々をのぞむ北イタリアの町、カステルヌオヴォ。ドン・ボスコのふるさとの人々は、15日、町をあげてドン・ボスコの後継者フェルナンデス総長を迎え、聖母にささげられた教会に集った。「城の聖母教会」は、この地方の伝統的信心にしたがい、まだ産着にくるまれた幼いジョヴァンニが母マルゲリータと父フランチェスコに抱かれ、天の母の保護にゆだねられ、洗礼を受けた教会。モンフェッラートの小さな山里から全世界へと広まった聖性の物語。町長は、カステルヌオヴォの人々の抱く感謝の念と責任の意識について、繰り返し、確信をこめて語った。
総長フェルナンデス神父、教皇庁立ラテラノ大学学長ダルコヴォロ司教ほか、ピエモンテ管区長、ローマ本部の最高評議員をはじめ、ドン・ボスコ生誕200周年の開始を告げる聖体祭儀のため、イタリア各地で働くサレジオ会員が集った。生涯、聖母への深い信心を生きたドン・ボスコが、自分の生まれた日より一日前の8月15日、聖母被昇天祭に自分の誕生日を祝ったことにちなみ、この日、この教会から生誕200周年の祝いがスタートした。
フェルナンデス総長は説教で、ドン・ボスコのたどった霊的、秘跡的な道を再発見することの重要性、聖人を記憶にとどめるだけでなく、今日、ドン・ボスコが生きるようにしなければならないことを強調した。
ミサの後、「帯の聖母」像を掲げ、司祭団と参列者は町へと繰り出し、ドン・ボスコ広場まで行列を行った。参列者はサレジオ会伝統の“ボナノッテ”(夜休む前の、黙想のための小さな話)に耳を傾けた後、オラトリオへ。ドン・ボスコが就寝前にいつも少年たちに勧めたように、3回アヴェ・マリアが唱えられ、一日をしめくくった。
(ANS – イタリア・トリノ 2014年8月16日)
http://www.infoans.org/1.asp?Lingua=2&sez=1&sotsez=13&doc=11224