聖遺物巡礼:サレジアン・ユース・デー(SYD)の報告
2月12・13日、東京・碑文谷教会にてドン・ボスコ聖遺物日本巡礼を記念して「Salesian Youth Day 2011」が開かれた。サレジオ各教会の青年、中高生、志願生、シスター、チプリアニ管区長様をはじめとするサレジオ会員が、ドン・ボスコのもとに集まった。
溝部脩司教様(高松教区)によるカテケージス(テーマは1日目が「召命」、2日目が「若者たちへ」)に聴き入り、皆で分かち合う。そして、ドン・ボスコの前で青少年とサレジオ会員とが共に祈り、歌いながら、ワイワイ食事もし、スポーツで体を動かす。そこにあったのは、ドン・ボスコ以来のオラトリオの風景そのものであった。
今回のSYDは終わった。しかし、これはあくまでも「スタート」なのだ。
チマッティ神父様から若き日の溝部司教様に贈られたというメッセージ「心配しないで、前へ進もう!勇気をもって」。これこそ、現代の我々にも必要な姿勢だろう。イエス様の福音を第一にしながら、いろんな人と出会い、いろんな体験をしていく。今しかできないことをやり、苦しみ、失敗し、悩みつつもそれをプラスにして夢を持ち続ける。神様から与えられた使命を、今生きていく…。仲間とともにそんな生き方を目指して動き始める第一歩となったのが、このSYDなのである。
各自の心にある宝物、神様やドン・ボスコへの思いに再び火が灯り…単なる集いを超えた何かを感じた2日間だった。ドン・ボスコを通じて、神様が働いてくれた。みんなが働いてくれた。そして、1つになれた。神様、ドン・ボスコ、みんな、ありがとう。
ドン・ボスコ、これからもいつも一緒にいて私たちを励まし、力づけ、神様のもとへと連れて行ってください!
(SYD担当 大川千寿)