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サレジオ会 日本管区 Salesians of Don Bosco

山野内被選司教より感謝とごあいさつ


 

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さいたま教区司教に任命された山野内倫昭被選司教(サレジオ会前管区長)の感謝とごあいさつ(日本語訳)を掲載します。

(Boscolink 2018年6月2日 バチカン)
http://www.bosco.link/index.php?document_srl=38028
Boscolink=サレジオ会EAO東アジア・オセアニア地域ニュースサイト

 教皇フランシスコが2013年3月13日、教皇に選ばれて最初のあいさつの際、そうされたように、私も皆さん一人ひとりに私のために祈ってくださるようお願いし、私のほうからは、皆さんに祝福を送ります。今日から、お互いのための祈りを途絶えさせないようにしましょう。

 皆さんの短い祈りの後で、長い旅について分かち合いたいと思います。私の62年の人生の中で主がみ摂理をもってしてくださった、さまざまなことがあった物語です。その鍵となるのは、アブラハムやモーセのように、Exodus(出エジプトの出来事)です。それによって私自身の人生も理解できるのです。

 物語はアルゼンチンから始まります。私は9歳のときに日本からアルゼンチンに移住し、33年をそこで過ごし(1964‐1997)、その長い年月の間に多くの霊的、司牧的な冒険を体験しました。


主の呼びかけ:「ヨハネの子シモン、この人たち以上にわたしを愛しているか?」(ヨハネによる福音書21章15節)

 私は大きな驚きをもって、教皇フランシスコによるさいたま教区新司教の任命を受けとめました。まず、私とサレジオ会を信頼してくださる教皇様に感謝します。
 サレジオ会は1926年に尊者ヴィンチェンツォ・チマッティ神父に率いられたイタリアからの最初の宣教師が到着して以来、日本で働いています。現在、私たち誓願を立てたサレジオ会員は95人です。修道士、司祭、初期養成中の若い会員がおり、3分の1近くがさまざまな国からの宣教師で、イタリア、ポーランド、アルゼンチン、スペイン、メキシコ、ベトナム、東ティモール、韓国、ケニア、インドから来ています。私たちの管区は、貧しい若者のニーズにしたがって自分たちの在り方、活動の仕方の評価を行い、刷新することを通しての、再編成の重要な時を過ごしています。日本のほかの修道会もそうであるように、私たちも召命の問題に直面しており、ほかの国々からのさらなる宣教師派遣を必要としています。また、協働者とサレジオ会員の合同の生涯養成という挑戦も前にしています。


広くすばらしい主の畑:「種を蒔く人が種蒔きに出て行った。」(マタイによる福音書13章3節)

 サレジオ会は東京より北に拠点がありません。さいたま教区にもありません。しかし、ドン・ボスコの同窓生や友人は多くいるでしょう。私は教区内の4つの県、埼玉・群馬・栃木・茨城に暮らしたことがありません。2016年のデータ(カトリック教会現勢)によると、人口およそ1,400万人のうちカトリック信者数(日本人)は約2万1千人だけです。22,635km²という範囲の中、信徒の割合は人口の0.15%にすぎません。しかし、福音の価値を生きている人がどれほどいるか尋ねられるなら、その割合はずっと大きくなることに驚くでしょう。

 さいたま教区のカトリック共同体には、さまざまな国籍-韓国、ブラジル、フィリピン、ベトナム、ペルー、ラテン系アメリカ、インドネシアなど-の奉献生活者(司祭、終身助祭、男子・女子の修道者、奉献された信徒)がいます。先ほどのデータに含まれない多数の外国人信徒が在住していると推計され、さいたま教区全体の信徒数の8割以上を占めると考えられます。国際結婚の子どもたちも多くいます。また、難民として日本の在留資格を申請し、待っている人々もいます。

 さいたま教区は11の地区に分かれる60ほどの小教区があり、約50名の司祭、数名の終身助祭、4つの男子修道会と18の女子修道会があります。司教としての最初の1年間にすべての小教区と修道共同体を訪ね、皆さんと顔を合わせてお会いし、毎年写真アルバムを更新したいと願っています。

 さいたま教区の範囲には、地域社会に深く根ざした祈りと巡礼の場である多くの寺院や神社があります。多くのプロテスタントの教会もあります。間違いなく、このことは、特に愛と癒しのカリスマは、兄弟として分かち合うべき精神的豊かさです。

 また、国際的に有名な町もあります。つくば市(学術・研究都市)、日立市(世界的電機メーカーの創業地)、日光市(日光東照宮などの世界遺産があり毎年世界中から1千万人以上の巡礼者・観光客が訪れる)などです。また、さいたま教区の東側、太平洋に面した茨城県の海岸は2011年3月11日、津波被害を受けたことでも知られています。


信じる者の共同体として復活されたイエスを証しする

 司教として任命されたことを伝えてくださった際の、教皇大使との会話の中で、3つのメッセージ・挑戦があり、私はそのことに深い感銘を受けました。

 カトリック共同体の7割以上が日本で働く移住者で、その多くは、すでに日本で20年以上暮らしています。また最近では「外国人技能実習生」が増えています。仲介業者を通して、3〜5年の契約で日本に来た若者たちで、ベトナム人が最も多くを占めます。

 2つ目の挑戦は、多くの修道会の多様なカリスマが効果的に発揮され、教区のカトリック共同体全体が豊かになるように、どのように助けたらよいかということです。

 3つめの挑戦は、教会諸運動との対話、司教の導きと権威のもと諸運動が教会の中に統合されることです。

 たしかに、さいたま教区共同体はメンバーの多様性というすばらしい宝をもっています。教皇フランシスコが「時は空間に勝る」(『福音の喜び』222‐225)と主張されるように、私たちの教区でも、広い司牧領域の中で、イエスの復活を証しするよう神が呼んでおられる時のしるしを識別する必要があります。私たちのビジョンは、福音を中心とする生き方、最初のキリスト者共同体が告げ知らせ、記した生き方(使徒言行録2章42〜47節)になるでしょう。

 教会の母、すべての民の母マリアが、悪の力から私たちを守り、その浄配聖ヨセフが、子ども、若者、お年寄りに特別に配慮する奉仕職において、私たちを導いてくださるよう祈ります!

 

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山野内被選司教の叙階式は下記のとおり行われます。

日時: 2018年9月24日(月・振替休日)11時
場所: 学校法人明の星学園 浦和明の星女子中学・高等学校 ジュビリホール
    さいたま市緑区東浦和6-4-19
    東浦和駅(JR武蔵野線)下車 徒歩15分
 ※駐車場の用意はありませんので、公共交通機関をご利用ください。

問合せ: カトリックさいたま教区事務所 TEL 048-831-3150