ミャンマー 50年の孤立を耐え、交わり回復の時
(ANS – 2015年10月27日 ミャンマー・マンダレー)
http://www.infoans.org/1.asp?sez=1&doc=13600&Lingua=2
ミャンマーのカトリック教会は過去50年間、政治情勢の影響で孤立した状態に置かれてきた。同国で1939年に始まったサレジオ会は、今、準管区としてカリスマの再創立とサレジオ世界との交わりの回復の時を経験している。
準管区の3代目長上、チャールズ・ソー神父のリーダーシップの下、4つの養成支部以外の7つの拠点は、会員の人数、使徒職の面で徐々に強化されている;国の各地で貧しく危険にさらされた若者たちのために小規模の職業訓練センターが開設されている。カチン州、ミイキイナのドン・ボスコ職業訓練センターは学校へ行けない80人の若者を受け入れ、ミャンマーのヴァルドッコとして知られるようになっている。
6人の若い修道士の存在が、このサレジオ会らしい使徒職を支えている。サレジオ会員の平均年齢は34歳、成熟がチャレンジになっている。目標は、会員一人ひとりに霊的指導を確保すること。ミャンマーで最も人数の多い男子修道会として、奉献生活の美しさを輝かせる責任がある。
東アジア-オセアニア地域のほかの管区との連携交流に努めている。神学生のオーストラリア管区留学、韓国管区のボランティア受け入れ、ベトナム、タイ、カンボジアの経験の学び、ナイロビとエルサレムで養成中のミャンマー人宣教師の派遣、2016年3月には地域の部門会議(財務)が初めてミャンマーで開催される。
カリスマの春のしるしが見られる。ミイキイナの同窓生会の発足、マンダレーのドン・ボスコ・パン工房開所、開発事務局開設に向けた歩み、サレジオ会文書のビルマ語への翻訳が本格的に始まったこと、管区計画・教育司牧計画の立案の歩みなどである。