フィリピン ネット上のいじめと闘う若者たち
(ANS – 2015年11月5日 フィリピン・セブ)
http://www.infoans.org/1.asp?sez=1&doc=13662&Lingua=2
2015年10月、サレジオ会はUNICEFの児童保護ネットワーク(CPN)、子どもの保護のために活動するその他の団体と共同し、ネット上のいじめの問題に取り組む会議をセブ市で開催、200名の青年リーダー、100の学校から100名の教員が参加した。ドン・ボスコ養成センターで司牧コミュニケーションを学ぶ生徒たち、サレジオ会フィリピン南管区の青少年司牧委員会、サレジオ青年運動、広報部門が会議の成功を支えた。
会議のモットーは「Ctrl, Shift, Del:サイバー・ティーン、責任あるリーダーとして」。キーボード上のコマンドを用いて「ものの見方をシフトし、生活をコントロール、メディアのネガティブなものを削除することを学ぶ」というメッセージを伝えている。
若者たちはネット上のいじめに反対する宣言文を起草、署名した。
「ネット上のいじめは非人間的であり、許されない行為である。これを放置するなら、より多くの人、私たちと同じティーンエージャーにがい害悪をもたらすだろう。しかし私たちは、サイバー・ティーン、責任あるリーダーとして、これを根絶させるために働くことができる。……私たちの働きかけは、他者の尊重、共感、自制、誠実、思いやりなどの価値に根ざした正しいメディアの使用という枠組みを定めることから出発する。また私たちは、このような働きかけが自分たちのような若者にとって、外見、人種、社会的地位、経済的状態、信条、宗教を超えて、多様性を受け入れるための励みになると考える。……したがって私たちは、ネット上のいじめに対して勇気をもって立ち上がり、ICTの責任ある使用について同じティーンエージャーの意識を高め、教育し、また助けを求め、声を上げる勇気のない若者たちの声となる青年運動において、触媒の役割を果たすために献身する。」
同時に、ツイッターの、ハッシュタグ#CTRLYouthConも立ち上げられた。