パプアニューギニア-ソロモン諸島での宣教体験
(Boscolink 2018年6月11日 パプアニューギニア・アライミリ)
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若い日本人サレジオ会員の
パプアニューギニア-ソロモン諸島での宣教体験
By フィリッポ・ネリ 堤崚作神学生,SDB
私は日本の福岡に生まれ、2010年にサレジオ会のジュニア志願生になりました。調布での修練の後、2016年3月19日に初誓願を立てました。今年2018年の3月、上智大学で教育学の学位を取り、卒業しました。以前から宣教師になりたいという望みを修練長に、そして管区長の山野内マリオ神父様に伝えていたので、宣教師としての召命を識別する助けとして、管区長は私をPGSパプアニューギニア‐ソロモン諸島準管区に送りました。4月5日、こちらの皆さんは両腕を広げて私を迎えてくれました。
到着してから2週間、ポートモレスビーの管区長館で文化についてのオリエンテーションを受けました。管区長のアルフレド・マラヴィジャ神父は、PGS準管区の歴史と概要だけでなく、日本の文化や価値観とはずいぶん異なるメラネシアの文化、価値観についても理解できるよう、助けてくださいました。また、PGS準管区が14もの国の出身の会員から成り、パプアニューギニアとソロモン諸島の疎外された若者のために共に働いていることは、うれしい驚きでした!
私はポートモレスビーから悪路を7時間ほど行ったところ、湾岸州のドン・ボスコ・アライミリに派遣されました。来年2019年の3月までここにいたいと思っていますが、すでに3か月がたち、ここでの体験をとても喜んでいます。ここに来る前は、宣教生活についてロマンを抱いて思い描いていました。ほかの5人の会員の生活と活動に全面的に加わった今、宣教生活は困難だということに気づきました。とても難しい人々、厳しい環境、日本では当たり前だった物(電気、インターネット、電話信号など)がないことに、適応しなければならないからです。体重は少し減りましたが、元気です。しかし、自分のサレジオ会員として、宣教師としての召命を成長させるために、共同体の皆がどれほど私を助けてくれているかということにも気づきました。シルヴェスター・クリ神学生は、私と同じ実地課程生です。私たちは、互いに助け合い、支え合っています。
先月、実地課程生の集いがありました。私にとって、ほかの若いサレジオ会員と出会い、体験を分かち合う、すばらしい経験でした。日本にいたとき、修練生は私一人だけでした。しかしここでは、パプアニューギニア、インド、エルサルバドル、日本からの若いサレジオ会員としてグループで分かち合い、その中で、本当にたくさんのことを学びました。この仲間たちと分かち合えることを本当に感謝しています。
先月、シルヴェスター・クリ神学生は、アライミリで大勢の若者に囲まれながら、誓願の更新を行いました。来年、同じように多くの若者に囲まれ、ここアライミリで自分の誓願を更新したいという私の願いを、アルフレド神父が検討してくださることになり、喜んでいます。アルフレド神父はしかし、院長によって助けられながら宣教師の召命を識別するためにここに来ていることを私に思い起こさせました。願わくば、宣教師志願の手紙を通して総長に申し出ることを目指しながら。
6月9日、私は24歳の誕生日を祝いました。とても簡単で質素な祝いでしたが、私にとって忘れられないものとなりました。PGS準管区の皆さん、ここでの宣教体験を感謝します!