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サレジオ会 日本管区 Salesians of Don Bosco

ドン・ボスコ聖遺物巡礼 担当者からのご挨拶


ドンボスコの聖遺物日本巡礼が始まる前、スペインのFauto Jimenez師 が書かれた「Don Bosco: el hombre que amaba y era amado」(ドンボスコ:人々を愛し愛された方」(2010年版)をこの巡礼の霊的準備として黙想しながら読みました。
 
2月4日に宮崎教会からスタートした聖遺物巡礼、参列者が各自持っているロザリオやご絵などを聖遺物に触れさせる様子を見て、そんなに熱心に一人ひとりが御像にタッチするならどこに行っても時間が足りないと感じましたが、できるだけ皆さんがドン・ボスコに触れることが出来るようにしました。そしてその日の夜、宮崎市のイエスのカリタス会の養護施設では、子供たちが賑やかなバンドのリズムに合わせ、巡礼テーマソング「一緒に歩こうよ ドン・ボスコ」を歌って歓迎しました。私もその時から、特に朝起きるときに「一緒に歩こうよ ドン・ボスコ」と歌い始めました。あるときには「祈ろうよ」または「遊ぼうよ」と。
 
この巡礼は長い時間をかけて本部委員会が準備しました。チプリアニ管区長様が調布教会の夕方5時のミサ後に感謝してくださったときに、私も準備委員と実行委員のスタッフに対して言葉で表せない感謝で一杯でした。配られたポスター、リーフレット、儀式書、パネル、祈りカード、記念メダイ、ドン・ボスコの風(特別号)、それに巡礼のために作られた御神輿、台車とそれに掛ける布、ドン・ボスコの膝と自筆のサインがある本を顕示する木造の祭壇を作ってくださった方々に感謝。
そして御像の移動について特別な助けをくださったのが、トリノから派遣されたイタリア人のカルロ・アルギ―シさんとブラジル日系人の佐藤セルジオさんでした。今、2人は東ティモールで巡礼を続けています。また一番若いスタッフとして、トリノからYou Tube用に撮影するビデオ係として依頼された、ドン・ボスコ海外青年ボランティアグループ(DBVG)のメンバーである木寺港さんも一緒でした。運転のためには深川修道士と山田修道士にお願いしました。そして最初の準備から最後までのサレジオ「fac totum(=何でもする方)」として梅村護さんが私と共に歩んでくださいました。確かに何もかもしました。運転や写真撮影、台車作り、移動のための細かい時間表など。素晴らしいスタッフでしたというと言葉が足りませんが、彼らの特徴は、「ドン・ボスコのためならどんな犠牲でも払います」という協力的な姿勢でした。
 
最後に、サレジアンファミリーからの支え、協力、祈り、歓迎、信仰の模範に、巡礼スタッフは心から感謝しています。特に私たちを信頼してくださったチプリア二管区長様には永遠の感謝です。こんな恵みの体験を味わうことはきっとこの人生では二度とないでしょう。
 
「ドン・ボスコ、日本に来てくださってありがとう! あなたは私たちを確かに愛しているのですね。またあなたが、日本にいる方々からこんなにも愛されていたとは私も想像できませんでした」。

ドンボスコ聖遺物日本巡礼担当者
山野内マリオ