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サレジオ会 日本管区 Salesians of Don Bosco

ドイツ ケルンからホーチミンへ自転車の旅


 

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 (ANS – 2016年4月5日 ドイツ・ケルン)
http://www.infoans.org/en/sections/news/item/706-germany-journeying-for-don-bosco-from-cologne-to-ho-chi-minh-on-two-wheels


 4月10日、エルネスト・ロイグとヤコブ・シュタインクールは人生で最も大きな冒険になるであろう旅に出発した。ドイツから遥かベトナムに至る15か月の自転車の旅、その1万5千キロの道のりの出発点は、ケルンのカテドラル。地の果てへと旅しながら、2人の看護師はDon Bosco Straßenkinder(ドン・ボスコ・ストリート・チルドレン)のために寄付を募り、各地でドン・ボスコの家にも立ち寄る。

 「世界中を旅するのはずっと自分の夢でした(…)男性看護師としての仕事の研修でエルネストに出会い、計画について話すと、彼はすぐに乗り気になりました。」こう語るヤコブは、身寄りのない子どもたちを支援し教育するプロジェクトのボランティアとして、東ティモールでサレジオ会員と共に1年間働いた経験をもつ。

 「私は子どもたちの世話をし、宗教とスポーツのクラスを教えました。その間に、自分の召命を発見したのです ‐ 医療にたずさわることです。私は看護師の資格を取り、将来医者になると決めました。この自転車の旅は、サレジオ会員に感謝を表す自分なりのやり方です。」

 「ヤコブからドン・ボスコの家族のことを聞きました」とエルネストは言う。「ドン・ボスコ・ボランティアとして東ティモールで過ごしたときのことをたくさん話してくれました。ヤコブの情熱が感染したんです。自分たちの旅を通してドン・ボスコの働きを支援するという考えがすぐに気に入りました。サレジオ会は世界中ですばらしい活動をしているからです。」

 2人はアルプスを越えてクロアチアに入り、それからギリシャ、トルコへ向かう。その後、黒海の沿岸を走ってジョージアへ、そしてトルクメニスタン、中国、インド、ネパールと続く。最終目的地、ベトナムにたどり着くまで。

 旅の中で、3つのプロジェクトを訪問する:最初に立ち寄るのは、イスタンブールのドン・ボスコ難民の家。その次は、ネパールのカトマンズ。地震発生から1年たった今も、困難な状況が続いている。3つめ、最後に訪問するプロジェクトは、ベトナムのホーチミン市でサレジオ会が運営する恵まれない子どもと10代の若者のための全寮制の学校。

 2人はいくつかの方法でドン・ボスコのサレジオ会を支援する。「ひとつは、フェースブックやツイッター、それから私たちのウェブサイトwww.pedalforhumanity.euを通してドン・ボスコの名を広めたいと思っています。友人の多くは、私たちの計画のことを話すまでドン・ボスコのことを聞いたこともありませんでした。さらに、ドン・ボスコのサレジオ会の事業に直接寄付できるボタンをウェブサイトに組み込みました。ここから、私たちを通さずに直接ドン・ボスコに寄付できます。」

 冒険を終えた後のことについて、2人にはまだ決まった計画はないが、ヤコブは何らかの形でサレジオの世界に関わり続けると確信している。「ドン・ボスコの仕事にいちど参加したら、いつまでもその一員だと感じるのです。」