サレジオ宣教の日 DBVGの若者に耳を傾ける
2018年10月20日、カトリック調布教会(東京都調布市)チマッティホールでサレジオ会日本管区の「宣教の日」の集いが行われ、約30名が参加しました。
この中で、今年の夏の2週間、ソロモン諸島ガダルカナル島テテレに派遣されたDBVG(ドン・ボスコ海外青年ボランティアグループ)のメンバーが、その体験を分かち合いました。DBVGは1991年、当時の日本管区長の溝部脩神父(のち司教)と、何か良いことを始めたいと望んだ若者たちによって創立されたグループです。
今年のDBVGのグループリーダーであった北川大介神父と堤崚作神学生(現在、パプアニューギニアで実地課程中)は、DBVG派遣には初めての参加でした。一方、他の4名の青年はいずれも2回目以上の派遣だったこともあり、現地での仕事やサレジオ会学校の生徒たちとの交流、またサリ村への訪問、文化活動などについて、洗練され、かつあたたかい報告に耳を傾けることができました。北川神父は、「DBVGの活動に参画して本当によかったです。ソロモンにまた行きたいという気持ちが湧いてきています。皆さんのお祈りとご支援に心より感謝いたします」と述べながら、派遣された若者たちの霊的な成長をたたえました。
続いて、春山ミカエルラップ神父(副管区長、2006年から7年間ソロモンでの宣教を経験)が、ユーモアを交えながら、ソロモンでの宣教師としての体験を語りました。テテレ教会の信徒の素朴さと正直さを思い起こしながら、引き続き日本での宣教に力を注いでいきたいと語りました。
その後、濱口秀昭神父(管区長)と共に参加者一同で「サレジオ宣教の日の祈り」をささげ、各自がそれぞれの場において、キリストのよきあかし人となれるように願いました。
祈りのあとは、DBVG事務局メンバーを中心に準備された夕食を囲んで、パーティが催されました。乾杯の発声はアキレ・ロロピアナ神父(管区福音宣教委員長)が行い、家族的な雰囲気のもとに集えたことに感謝を述べました。また会の締めくくりには、三島心神父(DBVG事務局長)がサレジオ会の伝統に従ってボナ・ノッテ(寝る前の話)を行って、今年の「宣教の日」の豊かな集いはお開きとなりました。
DBVGでは、海外派遣活動に参加したいという若者を募集しています。
http://www.donboscojp.org/sdbdbvg/