ローマで宣教事務局研修会開催
(Boscolink – 2017年1月14日 イタリア・ローマ本部)
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By Fr. ヴァツラフ・クレメンテ神父, SDB
東アジア‐オセアニアEAO地域の宣教事務局〔MO=Mission Office〕の7人の担当者は、ローマで行われた宣教事務局会議での3日間の体験を終えた。会議には総長と5人の最高評議員も参加。参加者の中で最高齢はチェザレ・ブッロ修士(元ベトナムの宣教師、現在、エチオピア、アジスアベバのMO局長)、過去30年のMO会議に参加している。全体の62人の中で、EAOから参加したのはマイケル・リンチ修士(オーストラリア‐メルボルン、ASMO AF、21年の経験)、イシドロ・ホン神父(韓国‐ソウル、DBナヌム‐2013年設立)、フランシスコ須藤修士(日本‐東京、DBK‐2008年設立)、ヨゼフ北川大介神父、ヨゼフ・ン神父、サヴィオ・イェウン神父(中国、香港‐設立の段階)、ディット・グエコ神父(フィリピン‐マニラ宣教事務局)。
集中的な3日間を経てEAOの参加者たちは、規模も大きく定着している宣教事務局のG5(ニューロシェル、ボン、マドリッド、トリノ、ニューデリー)と約30の管区の宣教事務局(G30)の豊かな多様性を持つ経験に驚かされた。3日間のほとんどは本会議でのプレゼンテーションと公開討論だった。好評だったのは、MOの活動に関わる広報の役割についてのニューロシェルとANSの分かち合いで、ソーシャルメディアの影響、オンライン寄付、新しいメディアを通しての支援者のフォローなどについて紹介された。ドン・ボスコ・ネットワーク(サレジオのNGOによる6000のプロジェクト)の充実したミッション・プロジェクト・データベース(http://donbosconetwork.org)も参加者の関心を呼んだ。使命のために働く数多くの宣教事務局、PDO(計画と開発事務局)、サレジオNGOの間の密接な協力について掘り下げた話し合いが行われた。
正式な結論は出されなかったが、会議の終わりにギジェルモ・バサニェス神父、ジャン・ポール・ミュラー修士、総長アンヘル・フェルナンデス・アルティメ神父らがサレジオ宣教事務局の将来を指し示すいくつかの点を分かち合った:情報交換の促進、中央と35の宣教事務局の間の協同;ネットワークの必要性;透明性;宣教事務局が寛大な応答において成長し、世界的により目に見えるものとなること(サレジオMOの世界共通ロゴの提案)。
参加者一人ひとりがそれぞれの‘アクション・プラン’を打ち出した:自分のMOの計画は? ほかのMOに何を提供できる? ほかのMOに望むことは? 国際的レベルでどのようなことを期待する? 今後、設立・定着に向かうEAOの宣教事務局にとり、今回の会議が成長のためのインスピレーションを大いに与えるものであったことを私たちは期待している!