ページのトップへ

サレジオ会 日本管区 Salesians of Don Bosco

コオペラトーリEAO大会 6か国27人の新会員誕生


 

4375-01

 

(Boscolink – 2017年5月9日 東京)
http://www.bosco.link/index.php?mid=webzine&page=2&document_srl=22097

 東京でのEAO東アジア・オセアニア地域大会3日目はきわめてダイナミックな一日で、全参加者が日本のカトリック教会、日本の文化とライフスタイルについて触れるよい機会を提供した。大会の参加者全員は宿泊先と本会場である新宿のホテルを出発し、尊者チマッティ師の眠るカトリック調布教会、続いて富士山近郊(山梨県のサレジアン・シスターズ山中修道院、富士の聖母)まで日帰りの巡礼を行った。

 サレジアニ・コオペラトーリの世界デレゲート、ジュゼッペ・カスティ神父主司式により行われた調布教会でのミサには、聖堂を埋め尽くす参列者がいた。そのミサの中で6か国27人の新会員が4か国語でそれぞれの誓約を行った。その内訳は、日本人15人、フィリピン人4人、中国人4人、ベトナム人2人、サモア人2人であった。特筆すべきは、サモアから初の会員が誕生したことである。入会式のミサは扶助者聖マリアに捧げられた。カスティ神父はミサの説教で、教会共同体の中でのサレジアニ・コオペラトーリの精神とアイデンティティーについて強調した。「教会共同体の外には神との真にして完全な協働はありません!」「サレジアニ・コオペラトーリの召命の素晴らしい証し……歴史上初の神の協働者である聖母の母なる存在があって、すべてが可能になるのです!」とカスティ神父は熱い思いを込めて語った。

 調布教会でのミサの後、大会参加者はヴィンチェンツォ・チマッティ師の墓前で祈りを捧げ、チマッティ資料館を見学した。そして6台のバスで富士山に向かった。山梨県にある山中黙想の家に到着した一行は直ちにサレジアン・シスターズの歓待を受け、昼食後富士の聖母巡礼に赴いた。この扶助者聖マリアの彫像は1964年に富士山2合目に設置されたものである。平和を求める祈り、そして数えきれないほどの記念撮影はこの巡礼を忘れがたい思い出として、参加者の胸にとどめた。

 新宿のホテルに戻った後、第9回EAO大会のプログラムは最後の晩餐と文化の夕べであった。参加国のお国柄を反映したダンスや歌が大会に彩りを添えた。大会最終日にあたる5月10日は行動計画の起草と大会評価会議を予定している。

《翻訳:サレジアニ・コオペラトーリ 佐藤栄利子》

 

4375-02 4375-03 4375-04 4375-05