コオペラトーリEAO大会 実りと行動計画
(Boscolink – 2017年5月11日 東京)
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サレジアニ・コオペラトーリ第9回EAO東アジア・オセアニア地域大会は閉幕した。300人を超えた大会参加者は老いも若きも自分の家に帰って行った。EAO地域のサレジアニ・コオペラトーリの歴史において、今大会は特筆すべき面をもっていた。大勢の若者たちが参加したことはドン・ボスコの精神における「神の協力者たち=コオペラトーリ」(「使徒的生活のプロジェクト」第14条)の変わりゆく顔を証しするものだった。
東アジア・オセアニア地域の5人のサレジオ会管区長(フィリピン北、フィリピン南、日本、ミャンマー、ベトナム)およびモンゴル・デレゲーションの長上の大会出席は、サレジアニ・コオペラトーリの将来に向けてのより緊密な同伴と配慮を物語っていた。
最終日はFMAの世界デレゲート、シスター・レスリー・サンディゴの同伴をテーマとするボナノッテならぬボンジョルノ(注:前日のスケジュール変更による)で始まった。続いて各管区が今後3年間の行動計画を発表し、大会中会員向けプログラムと別枠で行われたユース・ミーティングの参加者数名が分ち合いをした。若者の分ち合いの時間に世界評議会のメンバー、サレジオ会管区長、サレジオ会・サレジアン・シスターズのデレゲート、サレジアニ・コオペラトーリの管区コーディネーターは別室において今大会の実りを評価し、建設的な意見を交換し合った。
「私は幸せな気分です。今年2つ目の地域大会が東京で成功の裡に幕を閉じました。主に感謝します。そしてこの大会のために優しい心で全力を注いで取り組んでくださったすべての人に感謝します。320人の参加者の皆さん、ありがとう! 皆さんの積極的な態度が大会を盛り上げました。この4日間がEAO地域のサレジアニ・コオペラトーリに大きな実りをもたらすでしょう」(ノエミ・ベルトーラ世界コーディネーターのフェイスブックの書き込みより)。
EAO地域顧問ヴァツラフ・クレメンテ神父の主司式による最終日のミサの説教で、フィリピン北管区長ポール・ビコモン神父は数多くの若者たちの参加のおかげで引き起こされたインスピレーション、そして会場にあふれた家族の精神と大いなる喜びに感謝を表しながら、EAO大会のあたかも聖霊降臨のような様子を振り返った。
EAO地域評議員フィリップ・ユー氏は全参加者に向けて3年間のアクション・プランを発表した。
1.養成について:「使徒的生活のプロジェクト」と養成のガイドラインを自国の言葉に翻訳し、よく読み込むこと。今後3年間養成を考え直すことを最優先課題とする。各管区、各支部は養成の実践、方法論、モデルを確認すること。EAO地域での養成ワークショップが検討されている。
2.若者のために:これは今大会のテーマであった。各管区は問いかけられている―私たちに何ができるか。私たちは誰のために働くか。どのように行えるか(若者のために働くための管区の連帯への呼びかけ、招き)。サレジアニ・コオペラトーリは、サレジオ会青少年司牧との関係の強化を求められている。
3.サレジアニ・コオペラトーリ・ローマ大会(2018年10月):各管区はデレゲート1人(サレジオ会もしくはサレジアン・シスターズ)、コオペラトーリ会員2人(コーディネーターと養成担当評議員)を大会に送ること。
4.次期EAO地域大会について:ベトナム管区は次期大会主催国となる意向を示した。しかしながら、開催に向けていくつかの課題もあるため、近日中に最終決定をする。
《翻訳:サレジアニ・コオペラトーリ 佐藤栄利子》