SYM Japan サレジオ青年イスラエル聖地巡礼
(Boscolink – 2018年8月20日 東京)
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「みことばは人となり、私たちのうちに住まわれた」
by サレジオ同窓会連合/SYMサポーター 大川千寿
SYM(サレジオ青年運動)Japanの聖地巡礼が、2018年8月9日から19日まで行われました。青年、2名のサレジオ会司祭、サレジアン・シスターズ、イエスのカリタス修道女会のシスター各1名、サレジオ同窓会連合からのサポーター1名、そして添乗員の合わせて22名が参加しました。
今回は2015年(ドン・ボスコ生誕200周年)にSYM Japanが発足して以来2度目の海外巡礼となりました。中東の混迷した状況のために、当初、多くの参加者はイスラエルを訪れることに懸念を抱いたかもしれません。しかし、この巡礼は主にSYM Japan担当司祭の浦田慎二郎神父や、SYM事務局の青年、そして今回添乗員を務め、カトリック信者でもある中村典子さんによって1年以上前から準備されてきました。日本各地から、学生、同窓生、サレジアン・スクールの教員、そして未信者も含む教会のメンバーなど多様な参加者が集まり、出発までに4度の準備会が催されました。
テルアビブ空港から、巡礼者たちはイエスが生まれたベツレヘム、イエスが成長したナザレ、イエスが主に宣教したガリラヤ湖、そしてイエスが受難に遭い復活したエルサレム、さらに聖地とキリスト教の歴史を理解するうえで非常に重要なカエサリア、マサダ、クムラン、ヤッファなどを訪れました。
次々と重要な場所を訪れたために、参加者にとってすべての情報を巡礼中に消化することは簡単ではなかったかもしれません。しかし、多くの参加者は、徐々に聖書に描かれたイエス、マリア、そして使徒たちの足跡を現実のものとして受け止め、彼らの存在をより美しく、鮮明にとらえることができるようになりました。加えて、私たちは、毎日お告げの祈りを3回唱え、ミサを捧げ、そして分かち合いと黙想の時をもちました。ヨルダン川では洗礼の約束を更新し、さらにエルサレム旧市街のヴィア・ドロローサと聖墳墓教会では十字架の道行きを行いました。このようにして、参加者たちは自らの人生の歴史と、イエスのそれとを重ね合わせながら、少しずつイエスが行い伝えたことの意味を想像していき、その結果、自分自身にとっての「善き知らせ」として受け入れることができたのでした。
皆様の支えとお祈りのおかげで(聖地のサレジオ会員からも寛大なお力添えをいただきました)、私たちは皆たくさんの笑顔と霊的成長をもって帰国することができました。本当にありがとうございました。
私たちはこの巡礼について、今年11月に東京で予定されるサレジオ家族の集いで、サレジオ会総長アンヘル・フェルナンデス・アルティメ神父や日本のサレジオ家族のメンバーに報告を行う予定です。