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サレジオ会 日本管区 Salesians of Don Bosco

FMA総長マザー・レンゴアのインタビュー


FMAの現状と将来の展望(前)

8月5日はサレジアン・シスターズ(FMA)にとって大切な日である。今年、その日、会は創立140周年を迎える。
総長マザー・イヴォンヌ・レンゴアは、ドン・ボスコが「扶助者聖マリアの生きた記念」とした修道会について語った。

FMAの創立140周年は、全サレジオ家族にとって重要な時です。私たちFMAにとっては、神の忠実と、神の愛への私たちの応答を祝うこと、そのことを喜び感謝することです。
少年たちに提供していた機会を少女たちにも提供したいというドン・ボスコの願いは、モルネーゼの無原罪の聖マリアの会の若い女性たちのおかげで実現しました。ドン・ボスコは彼女たちに、サレジオ会の精神に従い修道者として主に奉献する生き方を提案したのでした。モンフェッラートのこの小さな村から、ちょうど肥沃な良い土に蒔かれた種から芽が出るように、この修道会は生まれました。それは1872年8月5日のことでした。
FMAのアイデンティティーは、その初めから明確でした。教育を通して福音宣教する使命に奉献された女性たちであり、マリアに強く結ばれていました。ドン・ボスコは力強いあかしであり、マリア・ドメニカ・マザレロは、ドン・ボスコの生き方とその「予防教育法」に全面的に一致できると感じました。
FMAは目覚しい成長をとげ、現在、世界の94か国に広がり、各地で暮らし働く14,000人の会員がいます。それは聖霊の力によるものであり、私たち修道家族は宣教の次元と普遍的な姿を聖霊によって与えられています。このアイデンティティーは、会の歴史のなかで豊かにされてきました。今日、私たちの教育の使命は、若者たちと出会うため、新たな前線、新たな領域へと広がっています。若者たちのうちに意味の探求の望みを目覚めさせ、ドン・ボスコが望んだように、良いキリスト者、誠実な市民として育むためです。この“プログラム”は、FMAがその始まりのときから一心に受けとめ、生きてきたものです。今日それは、若者の基本的人権の促進に、若者たちの福音化のための働きに、ますます結びつくものとなっています。

(ANS –ローマ本部2012年8月2日)