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サレジオ会 日本管区 Salesians of Don Bosco

EAO ボナノッテ:耳を傾け、評価し、感謝をささげよう!


 

2017年2月1日

耳を傾け、評価し、感謝をささげよう!

友人、兄弟会員の皆さん、

 新たな年が始まりました。私たちにとっては、家庭の年です。1月、私たちは総長のストレンナを自分のものにするように努めました:「家庭は命と愛の学び舎」! 実に、先日ローマで開かれた第35回サレジオ家族霊性週間は、教皇フランシスコの勧告‐Amoris Laetitiaを中心に、「家庭」に向けた古くて新しい使命をもって、私たちの心を深く揺さぶるものでした。主な課題は‐困難の中にある家庭にどのように寄り添うか!

 2月に入り、私たちの地域の3人の会員のために祝い、祈りたいと思います:ケレマ教区(パプアニューギニア)の司教に任命されたペトロ・バケーロ神父(司教叙階は3月25日)、二人目はパプアニューギニア・ソロモン諸島準管区の長上アルフレッド・マラヴィジャ神父(司教着座は3月19日)、そしてタイ管区(タイ、カンボジア、ラオス)の第16代管区長ヨハネ・ボスコ・テパラト・ピティサン神父(司教着座は2月2日)です。

 私にとって昨年は、会合や個人的対話の中で、特に多くの院長、各部門の管区担当者、管区長、そのほかリーダーシップの奉仕を務める会員の希望に満ちた姿勢が大切なものとして心に残っています。会員たちは、立ち向かわなければならない数々の大きな挑戦にもかかわらず、現実を正直に見つめながら笑顔、喜び、信仰を保っていました‐いつも励ましの言葉を口にして。

 私たちの地域のある少々難しい国で、長上の実に賢明なアプローチに出会いました。その長上は会員たちに「未来志向の話だけ」するようにと言いました! 若者たちに「人生の夢は何?」と尋ねるとき、たいてい生き方に影響を与えるような対話に入ることができます。ドン・ボスコがサレジオ会員や若者たちと多くの夢を分かち合ったのは、偶然ではありません。私たちは、支部共同体として、管区共同体として、分かち合いのとき、集会や管区会議で、あるいはよく準備された計画‐評価のミーティングで、共に夢見るとき、成長し、前進しているのです!

 おそらく私たちの中の多くの人は、一月前、具体的な決心をもってこの年を始めたことでしょう。私自身の年頭の決心を分かち合いたいと思います:「耳を傾け、評価し、感謝をささげよう!」私たちに最も必要な生活の姿勢は耳を傾けることだと私はますます深く確信しています‐もっと神に聞くこと、仲間である兄弟姉妹、特に若者に共感をもって耳を傾けることです。そうです、耳を傾けることに十分ということはないのです!

 耳を傾けてもっと時間を無駄にすること、穏やかに、共感と祈りに満ちた心で耳を傾けることを、私たち皆に勧めたいと思います。耳を傾けられる母マリア、私たちのためにお祈りください!

EAO地域顧問 ヴァツラフ・クレメンテ神父, SDB