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サレジオ会 日本管区 Salesians of Don Bosco

EAOボナノッテ9月:どのように若者に耳を傾けていますか?


 

2018年9月1日/タイ・バンコク 

今日、私たちはどのように若者に耳を傾けているでしょうか?

 

友人の皆さん、サレジオ家族の皆さん、

 教皇フランシスコの力強い招き以来、この2年、全世界の教会は若者に耳を傾けるよう招かれています。1か月後、ローマで、「若者、信仰、そして召命の識別」を取り上げる司教シノドスが始まります。多くのサレジオ会員-専門家、司教、そして総長アンヘル・フェルナンデス・アルティメ神父が参加します(10月3‐28日)。

 2018司教シノドス作業用文書(Instrumentum Laboris)は、全世界のカトリック共同体が若者に耳を傾けていることのわかりやすい要約にほかなりません:作業用文書の編集のために用いられた5つの主な情報源のうち2つは、10万人の若者が回答を寄せた「オンライン・アンケート」、そして300人以上の若者と1万5千人のオンライン参加者が集った「プレ・シノドス集会」から汲むものです。また、シノドス事務局に送られた多くの意見は若者から寄せられたものでした。司教シノドスがこれほど自由に意見を寄せられたことは、かつてありませんでした! このことは、私たちの時代のしるしと考えられ、今度の2018シノドスの類まれな性格を確認するものです。全体で、2つの若者の‘情報源’から100以上の表現が引用され、長く引用されている場合も多くあります(作業用文書‐第5章)。読む価値があります!

 しかし、すでにこの2年、すべてのカトリック教区(4500)、小教区・教会共同体は若者に耳を傾けるよう招かれてきました。そして多くの司牧者や大人が、どのように若者に近づき、耳を傾けたらいいのかわからないということを私たちは知っています-サレジオ会員を含め! これは回心への明確な呼びかけです!

 次期、第28回サレジオ会総会のテーマは:「今日の若者のために、どんなサレジオ会員に?」です。そして、EAO地域の23の国々で、「どんなサレジオ家族に(サレジアニ・コオペラトーリ、サレジオ同窓会連合、ウニオーネ扶助者聖母会同窓会、VDBドン・ボスコ女子在俗会、CDB、ADMA扶助者聖マリアの会、Damas Salesianas、サレジアン・シスターズ、イエスのカリタス修道女会、SIHM、DQM、SQM、主の告知修道女会、ミカエリート)?」と私たちは付け加えることができるでしょう。

 世界のサレジオ会の90管区が管区会議を準備しており、それぞれの管区は、多くの若者と出会い、次の4つの質問を投げかけるよう、総長に呼びかけられています:

‐ 今日の若者のために、どのようなサレジオ会員を夢見ていますか、どのようなサレジオ会員であることを願いますか?

‐ そのようなサレジオ会員であるために、今日、サレジオ会員に何が足りないと思いますか?

‐ 主にどのようなことのために、サレジオ会員の助けがほしいですか?

‐ あなたのいる環境で、サレジオ会員と共にほかの若者に仕えるために、自分はどうしたら積極的に貢献できると思いますか?

 ドン・ボスコがバルトロメオ・ガレッリと初めて出会ったときのことを読むと(オラトリオ回想録)、それが多くの問いから成る対話だということに気づきます。最初の一歩を踏み出さなければ、若者と話し、耳を傾け、問いかけをやり取りする時間を取らなければ、真のサレジオ会員、真のサレジオ家族ではありえません!

EAO地域顧問 ヴァツラフ・クレメンテ神父, SDB