EAOボナノッテ77
(BoscoLink – 2020年8月4日 ベトナム ホーチミン)
https://www.bosco.link/buonanotte/59732
EAO Good Night Talk (77)
Fr. Joseph THINH PHUOC SDB – August 2020(YouTube 8:10)
https://www.youtube.com/watch?v=rwaxaasdekg &feature=youtu.be
〈日本語訳〉
会員の皆さん、サレジオ家族、友人の皆さん、
1-コロナウィルスのワクチンが開発される希望がいくらかありますが、それでもなお、すべての国で感染がいまだに広がっており、貧しい人や若者にとって、その人々や若者に奉仕する私たちの事業所にとっても、長期にわたる打撃となっています。良い市民、キリスト者として引き続き責任をもって生活しましょう。世界の歴史の今という特別な時に、感染症の広がりを抑えるために協力し、体と精神への、そして霊的な損害が少なくなるよう、共に働きましょう。共通善への責任の意識、さまざまなレベルで共同体がすこやかであるための共同体としての責任の意識を強めましょう。
2-総長とその評議会は、夏の会合(6月初めから7月10日にかけての)を終えました。第28回総会議員からゆだねられた務めの一つは、3番目のテーマを完成させることです。私は第28回総会の議員ではありませんでしたが、多くの皆さんと同様、この重要な行事を関心をもってフォローし、関連する文書を、また各地の管区会議による総会への提言のまとめを考察しました。特に、総会本会議に参加した最高評議員らから多く光をもらい、この本質的なテーマについて、サレジオ会の現状からも学ぶことができました。実際、第24回総会が開催された1996年以来、会全体の方向性はますます明確になっています:ドン・ボスコの精神、使命は、ドン・ボスコのサレジオ会員の独占物ではないと。貧しい若者により良く仕えるため、信徒は、この精神、使命を共にするよう呼ばれています。この方向性は今や、「決定的な」ものです。すなわち選択肢ではありません。しかし、考えにおいてしっかりと確認され、行動に、構造や組織においてさえも、表れなければなりません。総長の言葉を借りると、サレジオ会員はもはや、自分たちがボスであるかのような古い考え方ややり方に戻ることはできません! 協力は互恵的、双方向的でなければなりません。信徒がサレジオ会員に協力するよう呼ばれているだけでなく、サレジオ会員も信徒に協力するよう呼ばれているのです。常に変わることのないサレジオ会の役割は、全サレジオ家族のカリスマの拠りどころであることです。
私は強く信じています。第28回総会の結論が公布されたなら、創意工夫豊かな忠実さのために、あるいは言い換えれば、歴史上の今という時を生きながらサレジオのカリスマのアイデンティティーに忠実であるために、すべてのサレジオ会員は、行動の指針を識別し、私たちの活動の益とするべく必要な変革を実施に移すため、全会のメンタリティーを進んで学ぶでしょう。そして私たちは、サレジオ家族のほかのグループと共に、この方向に向かって進むのです。
3‐さらに、最高評議員はそれぞれの担当領域で、ゆだねられた部門あるいは地域を活気づける方法を見いだそうと、努力を注いでいます。移動が非常に制限されているこの時、私たちの多くは現代のコミュニケーション技術に頼っています。私たちはそれぞれの部門や地域の課題について知るため、オンライン・コミュニケーションを用い、責任を担う人々と共に、第28回総会の教えを実施に移しながら、6か年計画を作りたいと思っています。草の根の、支部共同体の、一人ひとりの貢献こそ、さまざまなレベルの共同体全体にとって不可欠であることを、私は経験から学びました。
私自身はと言えば、相変わらずベトナムの管区長館にいます。最近、活気づけの仕事を始めています。管区共同体の日、司祭叙階式、初誓願・終生誓願式などの管区行事への参加、ベトナムの支部共同体や北部の委任地区の訪問です。EAO地域のさまざまなグループとのオンラインミーティングに参加したり、オンラインで会議を行ったりしています。コロナウィルス禍が収束したならば、文書を通して、あるいは会議やパラニャケの授業で知り合った何人かの会員を通してしか知らないすべての管区、準管区を、できるだけ早く訪れることをお約束します。私が総長とその評議会と、管区・準管区との間の橋渡し役として、皆さんの状況、課題、問題、挑戦、貢献、解決策を、最大限、正確に、ふさわしく伝えることができるよう、皆さんの助けをどうぞよろしくお願いします。
EAO地域顧問 ヨセフ グェン・ティン・フォック神父, SDB