EAOボナノッテ4月:ドメニコ・サヴィオの初聖体
2019年4月1日/フィリピン・セブ
サレジオの聖人たちにどのように倣っていますか?
人生最高の日:ドメニコ・サヴィオの初聖体
友人の皆さん、サレジオ家族の皆さん、
ドン・ボスコゆかりの地での黙想中(2019年1月の最初の週)、私はドメニコ・サヴィオが暮らした家に掲げられている言葉に心を打たれました。その言葉はちょうど170年前、この少年が初聖体によって、倣うべき非常に尊い遺産を私たちに残してくれたことを思い出させてくれるものでした。
じつに、ドン・ボスコは「ドメニコ・サヴィオ伝」で、復活の主日(1849年4月8日)のドメニコの初聖体について伝えるため、1章を割いています:
「主任司祭は初め躊躇し、ほかの司祭たちと相談した結果、ドメニコに7歳で初聖体を受けることを許しました。ドメニコはカテキズムを知っており、聖体も理解していたからです。ドメニコは準備のため、祈りと読書に多くの時間をかけ、母に、何か嫌な思いをさせたことがあったらゆるしてほしいと願い、それから教会に向かいました。初聖体のことを尋ねられると、ドメニコは喜びに顔を輝かせて言うのでした。『ぼくの人生でいちばん素敵な、すばらしい日だった』。」
ドメニコは初聖体の日にいくつかの決心をし、それを「小さなノート」にしたため、何度も読み返した、とドン・ボスコは書いています。あるときドン・ボスコはドメニコのノートに目を通したことがあり、初聖体の日の決心をそこから引用しています:
ぼく、ドメニコ・サヴィオの約束。1849年、7歳、初聖体をいただいたときに。
1.頻繁にゆるしの秘跡にあずかる。聴罪司祭が許可を与えるかぎり、毎回聖体拝領をする。
2.日曜日と祝日を、聖化する。
3.ぼくの友達はイエス様とマリア様。
4.罪を犯すよりも死を!
ドメニコ・サヴィオと同時代の多くの若者たちは、(4つの決心を含む)同じカテキズムに従い初聖体の準備をしましたが、ドメニコだけがそれを、人生を方向づけるものとして、真剣に受けとめました。
数多くの子どもたちが初聖体を受けますが、それを具体的に記録する教育者は多くありません(ドン・ボスコがしたように)!
聖なる師と聖なる弟子のこの相乗効果から、私たちは何を学べるでしょうか。サレジオの聖人に倣うことは、小さな事柄におけるその具体的で単純な一貫性から始めることができるでしょう:平凡な事柄のうちに、非凡な愛をもって、心を尽くすことです。
ドン・ボスコが「あなたの心を全面的にイエスにさしあげてください!」とすべての人を招いたのは、偶然ではないのです。
EAO地域顧問 ヴァツラフ・クレメンテ神父, SDB