EAOボナノッテ2月:若者がいなければ天国にたどり着けない
若者がいなければ、私たちは天国にたどり着けない!
2020年2月1日/中国・香港
https://www.bosco.link/buonanotte/55141
会員、友人、サレジオ家族の皆さん!
第28回総会前、私にとって最後の訪問のなか、皆さんにごあいさつできることをうれしく思います。まず、ラシオ教区(ミャンマー)の補佐司教に新たに叙階された我らがルカス・ダウ・ツェ司教SDBからの祈りのお願いを皆さんにお伝えします。ルカス司教は、1月29日に叙階されたばかりです。中国国境に近い遠隔地の教区、ラシオは、45年ほど前、サレジオ会員の労苦の実りとして創設されました。そしてミャンマーのこの地方で青少年が前にする大きな挑戦(武力紛争、麻薬、人身取引・売買)のため、24年ぶりに、再びサレジオ会員司教が‘召し出された’のです!
この新しい年、2020年は、私たちにどのような賜物、機会をもたらすでしょうか?
ストレンナ2020は、探求すべきすばらしい賜物です。日本で制作されたストレンナ2020の美しいポスターや ‘DOCAT’は、「良いキリスト者、誠実な市民(誠実な社会人、キリストに倣う者)」として若者と共に、若者のために歩む多くの具体的な生き方を示してくれます。ストレンナの解説とビデオも、私たちの日々の教育活動に多くの具体的な光を与えてくれます。
第28回総会(2月16日〜4月4日)がまもなくヴァルドッコで始まります。再び、私たちの「サレジオの聖霊降臨」の中心にあるのは、若者と若者のニーズです。私たちは初めて、開かれた問いを思い巡らすようにと招く総会に入ります:「今日の若者のために、どんなサレジオ会員に?」これは今後6年のあいだ問い続けるべき、真にカリスマ的な問いです。
また、2020年6月24日、私たちはドン・ボスコ同窓会の誕生150周年を祝います。祝いの年は、父、師、友であるドン・ボスコへの感謝の行事をもって、ヴァルドッコから始まります。私たちのミッションの実りに目を向けながらこの年を生きる貴重な機会です!
今年の主要な3つのテーマは、いずれも、若者が私たちの生活の中心であることを確認する良い機会です。数日前、ナザレの家(ミャンマー)で、寮の生徒たちは、チャールズ・ボー枢機卿へのあいさつで次のように表明しました:
「喜びは愛の実りであると私たちは信じます。ここで、私たちは皆、良き主に愛されていると感じています。私たちはサレジオ会員に愛されていると感じ、サレジオ会員も、私たちに愛されていると感じています。サレジオ会のブラザーや神父様たちは、誠実な市民、良いキリスト者になれるように、私たちと共に歩んでくれます。そして私たちは、サレジオ会員が聖性への道をたどれるように、サレジオ会員と共に歩みます。こうして私たちは、幸せへと続く同じ道を、互いのために共に歩みます。」
最近、ドン・ボスコの祝日を祝った私たちは、若者がいなければ天の故郷にたどり着けないということを、あらためて謙虚に認めます。それがどこであろうと、若者たちのいるところでイエスと出会うというドン・ボスコの道に、私たちは感謝します。より若者中心のドン・ボスコの息子、娘たちとなるよう、今年、2020年という機会を活かしましょう!
EAO東アジア・オセアニア地域顧問
ヴァツラフ・クレメンテ神父, SDB