EAOボナノッテ11月:ドン・ボスコ緑の同盟
2019年11月1日/フィリピン、セブ
ドン・ボスコ緑の同盟 – 今、行動しよう!
友人、サレジオ家族の皆さん、
セブより心からのごあいさつを送ります。2019年最後になる、まるひと月の管区訪問が始まります。私はこの7月以来、環境問題への敏感さ、‘皆の家’への関心の高まりに驚いています。一般社会では、これは「環境への関心、または気候変動に取り組む活動」であり、カトリック共同体にとっては、すばらしい回勅『ラウダート・シ』にしたがって歩むことです。
10月に東ティモールのディリで開催された地元のドン・ボスコ同窓生大会の参加者は、全員、緑色のTシャツを着ました。年配の同窓生は色の意味を問われると、希望の色と説明しましたが、若い同窓生たちは環境問題、自然保護への関心を表す色だと明確に答えました! また私たちは、「ドン・ボスコ緑の同盟」の200のメンバー団体の中には、オーストラリア、カンボジア、香港、マカオ、モンゴル、パプアニューギニア、ベトナム、フィリピンの団体があることに気づきます。ご存じかもしれませんが、この草の根のサレジオ運動、「ドン・ボスコ緑の同盟」は、2018年5月に誕生しました。今日、50か国に200を下らない登録団体があります。ウェブサイト(https://donboscogreen.org)を見ると、簡潔で非常に具体的な目標を掲げた、シンプルでありながら行動を中心とする優先分野がすぐにわかるようになっています。
公害と闘う - 地球温暖化を弱める - 使い捨てプラスチックを無くす
どこでも、シンプルでありながら意味のある環境保護の活動を目指すよう若者たちに勧めると、良い反応があります。これまで、何のキャンペーンもせずに、EAO東アジア・オセアニア地域7管区の15のサレジオ事業が、すでに「ドン・ボスコ緑の同盟」に登録し、EAOのほとんどの管区の多くの支部が意識を高め、環境問題に結びついた活動を奨励しています。
しかし、次のように尋ねる人もいるかもしれません:自分たちの教育事業で環境問題のためにすでに「何かしている」なら、登録することで何が変わるのかと。それはどのような運動にも見られる単なる熱意のように見えます。しかし、若者たちは、より大きなものに参加しているのを感じます:世界的なサレジオのネットワーク、被造世界を守る地球規模の運動です。若者たちはまた、ほかの国々で行われている同様の活動に触発され、学びます。若者らしい情熱をもって、ほかの人びとにも参加を呼びかけるかもしれません。私たちの時代の主要な世界的問題の一つに関わるこの運動のおかげで、サレジオの若者たちは、親、導いてくれる大人やサレジオ家族のメンバーも巻き込んでいるのです! ドン・ボスコ緑の同盟からインスピレーションを受けましょう!
EAO東アジア・オセアニア地域顧問
ヴァツラフ・クレメンテ神父, SDB