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サレジオ会 日本管区 Salesians of Don Bosco

EAOボナノッテ 73:大いなる夢を夢見よう


 

サレジオ会EAO東アジア・オセアニア地域顧問に2020年4月から着任されたヨセフ・グェン・ティン・フォック神父(Fr. Joseph Nguyen Thinh Phuoc, SDB)から、EAO地域のサレジオ会員ならびにサレジオ家族に向けた最初の「EAOボナノッテ」が届きましたので、お知らせします。

この「EAOボナノッテ」は前地域顧問のクレメンテ神父と同様、毎月1回送られる予定で、今回はビデオメッセージも添付されています。

関係の皆様にご周知のほど、よろしくお願い致します。

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EAOボナノッテ 73:大いなる夢を夢見よう

(BoscoLink – 2020年4月1日 ベトナム ホーチミン)
https://www.bosco.link/buonanotte/57274

The First Goodnight Talk of the New EAO Regional(YouTube 4:05)
https://youtu.be/JPCpAyvx7II

<日本語訳>

会員の皆さん、友人、サレジオ家族の皆さん!

 前任者、ヴァツラフ・クレメンテ神父様の良い伝統を継承することを誓う私にとって、これは最初の「ボナノッテ」になります。クレメンテ神父様は地域顧問として、また宣教顧問としての任期の間、ボナノッテのすばらしい宝を残してくれました。私は、我らがEAO地域の、この「今も働くサレジオのカリスマの預りもの」を、まだ消化しようとしているところです。

 今のところ、全世界が新型コロナウィルスの蔓延の影響を受ける中、疫病を封じ込める闘いのため、国内外のすべての移動は止められています。私はいまだにベトナムの管区長館にいて、2020年5月1日の最初の会合に参加するため、ローマへ行くビザを待っているところです。その間、新しい務めのために、クレメンテ神父様が指導を与えてくれています。仕事をしながら学ばせてくれることに、大変感謝しています。

 第28回総会議員の多くは、国に帰った後、少なくとも2週間、検疫のために隔離されたり、自己隔離したりしました。彼らが無事であるように祈りましょう、そしてこの病によって苦しむ人々、国々のため、特にANSニュースでご存じのように、ここ数日亡くなったスペインのサレジオ会員とサレジオ家族メンバーのために祈りましょう。このすべての人のため、全教会の祈りと自己犠牲に、私たちの祈りと自己犠牲を合わせたいと思います。

 同時に、第28回総会にあてた教皇の呼びかけに、私たちは耳を傾けます:「大いなる夢を夢見てください」。実際、総会へのメッセージを、教皇は「ボナノッテ」と捉えています:「私は、すべての良きサレジオの家で、一日の終わりに贈られる『ボナノッテ』として、この言葉を皆さんにさしあげたいと思います。夢見るように、実に、大いなる夢を夢見ようにと、皆さんを招きながら。」

 教皇は、ドン・ボスコが会員と少年たちと共に歩むために用いた教育的・司牧的な道具であるサレジオ伝統のボナノッテを、とてもよくご存じです。共同体の皆が一日を終え、眠りにつこうとするとき、「優しい夢」を見ながら休もうとするとき、ドン・ボスコは「ボナノッテ」を与えました。識別として、社会や教会で起きていることをどのように読んでいるか、それらの出来事・状況を通して神のみ旨を見いだし、司祭、神学生、修道士、生徒たちに伝えたのです。聞いた多くの者は「大いなる夢」をいだきながら眠りにつきました:危険にさらされた若者を救う運動としてのサレジオ会とサレジオ家族の成長という、大いなる夢です。

 神が、疫病のあらゆる負の結果から私たちを守ってくださることを夢見ましょう。私たちがどこにいようと、ドン・ボスコの息子、娘として、希望と信頼の種を蒔き続けましょう。

 ドン・ボスコのうちに。

EAO東アジア・オセアニア地域顧問 ヨセフ・グェン・ティン・フォック, SDB