EAOボナノッテ 7月:#ForYouTooムーブメント
EAOボナノッテ 7月:#ForYouTooムーブメント
2018年7月1日/ローマ・サクロクオーレ大聖堂
#ForYouToo フォーユートゥー あなたにも!
– サレジオ聖性のムーブメント
友人の皆さん、サレジオ家族の皆さん、
今回のボナノッテを7月の最初の日に受け取られるとき、同じ日に私たちは総長との黙想会に入ります。私たちを祈りのうちに思い出してください、私たちも皆さんのために祈ります!
まず、先月の間に任命されたEAOの新しい管区長たちのことも、皆さんの祈りにゆだねたいと思います:ヨゼフ・NG神父(中国)、アンドリュー・ウォン神父(インドネシア)、ヤコブ濱口神父(日本)です。新管区長が、サレジオ会の兄弟会員のため、サレジオ家族のメンバーのため、ドン・ボスコの友人たち、それぞれの国の若者たちのために、もう一人のドン・ボスコとなりますように!
おそらく皆さんの多くは、性犯罪の被害を受けた女性たちを代弁する、2006年に始まった#MeToo(ミートゥー)運動のことを聞いたことがあるでしょう。この20年の間に、1900万人近くの女性が被害の苦しみを訴えてきました。とても胸を打つことで、深く考えさせられます。
現代世界における聖性への呼びかけを取り上げた最近の使徒的勧告 Gaudete et Exultate(歓喜し喜び踊りなさい)で、教皇フランシスコはもう一つの運動、#ForYouToo(フォーユートゥー)運動へと私たちを招きます。それは私たちサレジオの耳には馴染みのある招きです-この招きは、聖フランシスコ・サレジオ、そしてドン・ボスコにさかのぼるのです。
「14. 聖なるものであるために、司教や司祭、修道者である必要はありません。聖性はもっぱら、日常生活の事柄から身を引き、多くの時間を祈りに費やすことのできる人々のためであると考える誘惑に、私たちはたびたび陥ります。そうではありません。…
16. 主が皆さんを招いておられるこの聖性は、小さな行いを通して成長します。一つの例をあげましょう:女性が買い物に出かけます。近所の人に会い、話しはじめ、噂話が始まります。しかし、女性は心の中で思います:「いや、誰のことも悪く言わないようにしよう」。これは聖性に向かっての一歩前進です。その後、家に帰ると、子どもが自分の望みや夢について母親に話したがります。女性は疲れていますが、座って、忍耐と愛をもって耳を傾けます。これも、聖性をもたらすもう一つの犠牲になります。それからまた後で…女性は外へ出かけると貧しい人に出会い、立ち止まって優しい言葉をその人にかけます。また一歩前進です。
17. (ベトナムの)フランシスコ・ザビエル・グェン・バン・トゥアン枢機卿は囚われの身であったとき、解放される日を待つことで時間を無駄に過ごそうとはしませんでした。その代わりに、このように生きることを選びました。『今という時を生きる、その時を愛でいっぱいに満たして:平凡な行いを、非凡に果たそう』。」
もちろん、教皇フランシスコのこの勧告を、祈りと振り返りのために取り上げて読むことがいちばん良いでしょう。実に、全サレジオ家族は来年、2019年にそうするよう招かれるでしょう。
私たちの弱さのただ中にあっても、復活された主と共に‘#ForYouTooあなたにも’聖性の道は可能です!
EAO地域顧問 ヴァツラフ・クレメンテ神父, SDB