EAOボナノッテ: サレジオ家族は聞くことによって成長する!
※「EAOボナノッテ」は、サレジオ会 東アジア・オセアニア地域顧問ヴァツラフ・クレメンテ神父から毎月送られるメッセージです。
2016年 4月1日
サレジオ家族は聞くことによって成長する!
友人の皆さん、兄弟の皆さん!
皆様、あらためて主のご復活の旅、おめでとうございます! 第27回総会後、総長による記念すべき初めての東アジア訪問から、すでに一月がたちました。訪問の間には、マニラのバトゥラオでのEAO管区長・委任地区長との忘れがたい2日間の会合もありました。
多くの管区長は、活性化と統治の奉仕のなかで、いかに謙遜、忍耐、分かち合いにおいて成長させてもらっているか分かち合ってくださいました。管区長たちは、会員に耳を傾けるため、多くの時間を費やしています!
エマオの村に向かって二人の弟子と共に歩まれたイエスは、落胆して方向を見失ったこの二人に何時間も耳を傾けました。旅の道で忍耐強く耳を傾けてくださらなかったなら、弟子たちは復活された主の顔を見いだせなかったでしょう。
コッレ・ドンボスコ(ベッキ)で、大聖堂の中央で、私たちは復活された主の大きな木像に出会います。大聖堂を出る前には、エマオの道のイエスを描いた色彩豊かな大きなフレスコ画が私たちに語りかけます。
私たちは兄弟サレジオ会員のため、日々耳を傾けることを通してどれほどの時間とエネルギー、忍耐をかけているでしょうか。若者との対話に、私たちはどれほど時間をかけているでしょうか、あるいは、信徒協働者やサレジオ家族のメンバーの発せられることのない言葉の意味を、どれほど受けとめているでしょうか。
心から心に単純に耳を傾けることの大切さを、私たちは謙遜に認めます! ドン・ボスコの時代から、私たちサレジオ家族は耳を傾けることによって成長してきたのです! ここに添えたパウロ・アルベラ少年の告解を聞くドン・ボスコの写真は、エマオの物語が今日も生きていることを示しているのです!
よく耳を傾ける、実り豊かな2016年の復活節を過ごされますように!
ドン・ボスコのうちに。
EAO地域顧問 ヴァツラフ・クレメンテ神父, SDB