EAOボナノッテ:貧しい人々の叫びに耳を傾けていますか?
2017年11月1日/韓国 ソウル
日常生活の中で、貧しい人々の叫びに どのように耳を傾けていますか?
第1回 貧しい人のための世界祈願日 – 11月19日
友人、サレジオ家族のメンバーの皆さん!
教皇フランシスコの預言的な『福音の喜び』という賜物から4年たってなお、世界のカトリック共同体の多くの信徒が、いまだに教皇の‘プロジェクト-夢’を知らないとうことを私は何度も経験しました。常に宣教する状態にある教会、人々、特に貧しい人々と出会い、手を差し伸べようとする教会、というプロジェクト-夢です。
そのため、第1回貧しい人のための世界祈願日(2017年11月19日、日曜日)の発表を、私たちは喜んで受けとめました。実にこれは、教皇フランシスコの最も深い確信に即した、さらなる一貫した取り組みです。福音の核心にあるのは共同体的ないのち・生き方であり、他者への献身であるという確信です。貧しい人々を具体的に愛さなければ、私たちはイエスのまことの弟子にはなれません。
この4年間、私たちの総長は疲れを知らない熱意をもって繰り返し言ってきました:貧しい若者がサレジオ会員を救うと! 実に、さまざまな形で生きられるサレジオの召命(SDB, FMA, サレジアニ・コオペラトーリ、VDB, CDB, ADMA, イエスのカリタス会, SAL, SIHM, DQM – SQM religious, ドン・ボスコ&FMA同窓生, ミカエリートなど)は、同じ現実を体験します:助けを必要とする、あるいは危険にさらされている貧しい人、若者と共にあって献身するとき、そこでは召命が花開き盛んになるのです!
教皇フランシスコが特に願っていることにしたがい、11月12日から19日にかけての1週間を、貧しい人(若者)と出会い、その人々のために行動する時にしましょう。言葉ではなく、行いをもって愛しましょう! 貧しい若者がいなければ、私たちはふさわしくドン・ボスコのサレジオ会員としてイエスと出会うことはできません。それは、そのための特別な事業 – Tuloy sa Don Bosco (フィリピン北)、 Los Palos (インドネシア-東ティモール)、小平 – 東京 (日本), Myitkyina (ミャンマー)、 Liloan – Cebu (フィリピン南)、Dae Rim Dong – ソウル (韓国)、 Boys Town – 台湾 (中国)、 Engadine – シドニー (オーストラリア)、 Can Gio (ベトナム)、 チェンマイ (タイ)、 ソロモン諸島テテレ (パプアニューギニア-ソロモン諸島) – だけのことではありません。
また、サレジオ家族のメンバー一人ひとりもこの11月、貧しい人のうちにイエスと、Facebook上だけでなく、顔と顔を合わせて出会うよう招かれています。貧しい人(若者)は神のみ心のうちに特別な位置を占めているので、神のまことの子どもでいたいなら、同じ心臓の鼓動をもって生きるよう私たちは呼ばれているのです! ガエタノ・ニコシア神父やエルマー・ロドリゲス修士、そのほか貧しい人々のために献身した多くのサレジオ会員の模範が私たちを励ましてくれますように。周りの貧しい若者のうちにおられるイエスと出会うため、自分の安全地帯からいつも歩み出て行くために!
ドン・ボスコのうちに。
EAO地域顧問 ヴァツラフ・クレメンテ神父, SDB