EAOボナノッテ:本当にお互いを必要としていますか?
2017年4月1日
本当にお互いを必要としていますか?
良いコミュニケーションなしにはコミュニオン=交わりもなし!
友人、兄弟の皆さん、
この数年、私たちは世界中で不思議な状況を目の当たりにしています。多くの国、多くの人が、他者に対し心、家、国境を閉ざし、新しい壁が再び築かれ始めているところさえあります。しかし、一つの人類家族の未来は明らかに互いに結ばれたものであり、すべての国はますます一つの大きな家族のように生き、ますます互いに依存し合うものになっています。そうです、教皇フランシスコの教会は確かに「交わりの教会」です! 私たちは毎日あらゆるところで、交わりが大切だという確信を深めています!
この4年間、旅をする際、私はいつも教皇フランシスコの使徒的勧告『福音の喜び』を携えています。実に勧告は、継続的な挑戦であり、回心への力強い呼びかけです。このカトリックのロードマップで最もよく使われている言葉は「すべて」だということに私は気づきました。すべてを感謝する、すべての人にイエスをあかしする、すべてを結ぶ橋を築く、すべての人を愛そうとする‐これが、教皇フランシスコが私たち皆に示す道です!
ほかの人の賜物によって豊かにならないほど豊かな人は、私たちの中にいません。そして、自分の賜物を分かち合うことによって周りの人を豊かにできないほど貧しい人は、この世に誰一人としていません!
最近、タイのフアヒンで開かれたEAO 2017 Team Visitで、私たちはこのすばらしい相互交換をさまざまな形で体験しました:今日、私たちEAOの全11管区は、宣教師を受け入れ、国際的‐文化際的共同体を構成することができます。最も小さなパプアニューギニア‐ソロモン諸島(PGS)準管区も会員を派遣することができ、最も大きなベトナム‐モンゴル(VIE)管区もほかの国から会員を喜んで迎えます!
しかしながら、サレジオ会の中で、私たちの管区、支部共同体の中での交わりは、分かち合い、コミュニケーションを取り、耳を傾ける開かれた心から始まります! 病気の会員への一本の電話、遠くの宣教地の共同体へのEメール、Facebookでの個人的体験の分かち合い、austraLasiaニュースに送られる短い記事を付けた写真、遊びの時間に耳元にささやかれた一言二言が、変化をもたらし、交わりを築くのです!
実り豊かな四旬節の旅の締めくくりと、2017年御復活の深い喜びをお祈り申し上げます。十字架にかけられ復活された主、イエスとの、いつもますます深められる交わりのうちに! 恐れないでください、繰り返し何度も、イエスに心を開きましょう!
EAO地域顧問 ヴァツラフ・クレメンテ神父, SDB