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サレジオ会 日本管区 Salesians of Don Bosco

EAOボナノッテ:日本のボランティア


 

2016年10月1日

日本のボランティア 人々との出会いを求めて!

友人の皆さん、会員の皆さん、

 数日前、私たちはヴァルドッコでの第147回サレジオ宣教派遣を目の当たりにしました。派遣される39名のうち、EAO出身者がかなりの数いることを、私たちはうれしく思います:韓国、東ティモール、フィリピン、ベトナムのサレジオ会員、サレジアン・シスターズです。また、私たちの地域にもう一人、メキシコ人宣教師を迎えることを喜んでいます(フィリピン南管区のパキスタン委任地区へ)。

 日出ずる国(日本)の管区に2か月に及ぶ特別視察のため訪れていますが、この間、外へと出かけて行き奉仕しようとする新たな取り組みを見て、私は深く感動しています。多くの学校や小教区で、さまざまな形のボランティア活動が育っています:浜松のホームレスの人々の毎週の訪問、熊本や東北の被災地のボランティア・グループ、さまざまな学校のグループによる社会福祉施設の定期的訪問などです。

 とても興味深かったのは、学校や小教区、SYMサレジオ青年運動の多くの若者たちの生き方にボランティア体験が影響を与えたことを、さまざまな分かち合いの場で聞けたことです。多くの若者にとって、ホームレスの人と路上で過ごした一夜、地震の被災地で奉仕した5日間、ソロモン諸島での3週間は、人生を一変する体験になったのです。若者たちはボランティア活動の中で多くの貧しい人々の状況に気づき、東ティモール(サレジオ高専)やフィリピン(静岡サレジオ)、ソロモン諸島(DBVG)の貧しい若者たちの喜びあふれる信仰に触れます。多くの若者にとって、家に帰った後の生活は変わります:洗礼に向かう信仰の歩みが始まったり、将来の仕事にかかわる新たな人生の夢を持つようになったり(教師、医師、召命)、カトリックの若者は信仰を強められ、キリスト者としてより献身的に生きるようになります。私は若者たちの分かち合いを決して忘れません!

 この10月、私たちはドン・ボスコの第10代後継者を迎えることをうれしく思います。今回、総長はモンゴル委任地区(ベトナム管区)とミャンマー準管区を訪問しますが、乗り換えのためソウルとバンコクの管区長館も訪れます。総長の存在が活気づけとなって、人々と出会うために出かけて行く私たちの精神が強められますように!

 EAOのサレジオ家族のすべてのメンバーにとって、実り豊かな10月でありますように‐聖母の月、ロザリオの月、そして宣教促進の月です! 私の夢は、EAO地域のすべてのサレジオ会事業のボランティア・グループと出会うことです!

EAO地域顧問 ヴァツラフ・クレメンテ神父