EAOボナノッテ:交わり ─ 特別な贈りもの!
2016年8月1日
交わり ─ 特別な贈りもの!
友人、会員の皆さん、
ポーランドのクラクフで開催された世界青年の日大会ワールドユースデーが昨日、閉幕しました。サレジオ青少年運動SYMフォーラム&フェスに参加した若者(7月27日、6千人が集合)を含む、世界全五大陸から集った200万人の若者たちは、すでに帰途についています。私たちのうちWYDに参加する幸運に恵まれた人は多くありませんが、1985年以来行われている聖ヨハネ・パウロ二世によるこの壮大な取り組みがカトリック教会に与えている影響を、皆知っています。ほかの国々からのイエスの若い弟子たちとの出会いを通して信仰は成長しており、私たちはEAO諸管区のSYMでもそのさまざまな効果に触れることができます。
総長がじきじきに私たちEAOの国々を訪れることで生まれる交わりの実りを心に留めるとき、私たちはこの貴重な贈りものをよりよく、喜んで受けとめることができるでしょう。総長との交わりを分かち合い、生きる人は、より深いサレジオ的な考え方、規準を成長させ、それによって行動します。世界に広がるサレジオ家族共同体にあまり結ばれていない人は、より弱くなり、動機づけやダイナミズムは減退します。
葡萄の木であるイエスの聖書的イコンは、この6か年(2014‐2020)に私たちが目指す刷新を絶えず思い起こし、そのために動機づけられるための目に見えるしるしとして選ばれました。多くの枝を持つひとつの木は、それぞれの生活する場でドン・ボスコのサレジオ会員として生きる私たちの生活・いのちが、互いに結ばれていることを思い起こさせます。あるオラトリオでの目立たない生き方のあかしは、実際、ほかの共同体、ほかの管区、ほかの大陸のわがサレジオ会の兄弟たちの生活に影響を与えるのです。
私にとってこの聖書的なイコンは、日々の生活の中で思い起こすための、とても力強いしるしになっています! どのイコンでもそうするように、ここに描かれているイエスとその枝について観想することができるでしょう。しかし同時に、私たちは、み言葉を生活の中心におきながら、イエスが温かく迎える腕を広げ、毎日私たちを観想しておられることを信じます!
皆さんにとって実り豊かな8月でありますように、この月が、世界に広がるカトリック教会と世界のサレジオ共同体との交わりのうちに生きる、もうひとつの機会でありますように!
EAO地域顧問 ヴァツラフ・クレメンテ神父 SDB