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サレジオ会 日本管区 Salesians of Don Bosco

EAOボナノッテ:なぜ若者に耳を傾けていないのか


 

Don Bosco Listens 2018


2018年2月1日/東ティモール・ディリ

サレジオ会員はなぜ若者に耳を傾けていないのか

 友人、サレジオ家族の皆さん

 東ティモールのディリからごあいさつを送ります。私たちは昨日、こちらで、ドン・ボスコの第10代後継者、アンヘル・フェルナンデス・アルティメ神父と共に、そしてこの国の全サレジオ家族と共にドン・ボスコの祝日を祝いました。私はヴァルドッコに思いを馳せます。ほんの数日前、総長はトリノで第36回サレジオ家族霊性週間を主催し、五大陸すべてから、サレジオ家族の22のグループに所属する400人近くが参加しました。

 私たちは多くの良い講演に耳を傾けましたが、ハイライトは若者たちとの公開フォーラムでした。若者たちははっきりと言ってくれました。「サレジアンの皆さん、あきらめないでください。ぼくたちは皆さんをいつも必要としています!」

 皆さんの多くは、すでにストレンナ2018を母国語で受け取られたことでしょう。総長が語る15分のストレンナのビデオを一緒に鑑賞した管区や共同体も(サレジオ家族として一緒に鑑賞したところさえ)あるでしょう。ストレンナ2018は全サレジオ家族にとり、カリスマにおける真の挑戦です。EAO地域のサレジオ家族の、すべての事業一つひとつにおいて、若者たち-子ども、思春期の若者、青年たち-は同じように私たちに求めているに違いありません:「サレジアン-修道士、シスター、神父、教師……の皆さん、私たちに耳を傾けてください!」と。

 アンヘル神父ははっきりと述べています:「彼らは、成長を続け信仰において成熟するために私たちの助けを願う若者たちです。そのほかにも、言葉に出して願うことはなくとも、個人的に出会うこと、耳を傾けて聞いてもらうことの必要性を深く感じている若者たちがいます。個人的に、また共同体の中で、識別と同伴の歩みをたどりたいと望む若者はたくさんいます。

 そこで私は自問します:私たちは何をしているのか、と。私たちのところに来るすべての若者と、彼らの人生で最も大切なことに関して共に歩むために、今よりもっと必要に応える開かれた姿勢を持とうと、なぜ私たちは決断しないのでしょうか。私たちを引きとめているものは何なのでしょうか。このことが教育と福音化の真の優先事項であるにもかかわらず、なぜほかのことで『忙しく』、ほかのことに『時間をかけている』のでしょうか。」(ストレンナ2018解説)

 ヴァルドッコで過ごした1月の4日間、ドン・ボスコの聖地で祈りました。「良き主よ、もっと多くの時間を若者たちと共に無駄にし、彼らに耳を傾けることができるよう私たちを助けてください。私たちの父ドン・ボスコのように!」 若者に耳を傾けるよう、互いに勧め合いましょう:告解のとき、運動場で、グループの分かち合いの中で、心を開いて-いつも喜んで‘時間を無駄に’して。

ドン・ボスコのうちに

EAO地域顧問 ヴァツラフ・クレメンテ神父,SDB