EAOボナノッテ:すべての戦争に終止符を!
2017年1月1日 韓国・ソウル
すべての戦争に終止符を! 2017年を平和の年に!
友人の皆さん、会員の皆さん、
新年の初めにあたり、サレジオ会員との重要なすべての出会いを、聖母の導きと加護にゆだねます。特に、ドン・ボスコの第10代後継者の私たちの地域への3回の訪問と集いです。ベトナム、タイ、そして諸管区の評議会と集うフアヒンでの4日間のTeam Visitです!
この降誕節、2017年の新年を祝いながら、私の心は世界各地の数多くの戦争や暴力(37の武力紛争地帯)に深く揺さぶられます。中東、アフリカの多くの国、アジアもそうです。総長アンヘル神父も2016年のクリスマス・メッセージでとても具体的に平和のため祈るよう私たちを招いています!
最近、ミャンマーを訪問して、60年以上続く内戦の影響をあらためて目の当たりにしました。ミャンマーの内戦は、おそらく世界で最も長い内戦でしょう。少なくとも75の異なる武装グループがすでに平和協定に署名しましたが、武力衝突には終わりが見えません。私たちの心を貫くような兄弟サレジオ会員司教の呼びかけを、元旦のミサでささげましょう! 平和の建設が進むよう、教会の母マリアが助けてくださいますように!
EAO地域顧問 ヴァツラフ・クレメンテ神父, SDB
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ミャンマーの兄弟姉妹の皆さん、Happy New Year 幸いな新年をお祈りします!
毎年、私たちはこのメッセージをもってあいさつを交わします。本当は、この国の多くの場所で、幸いがありません。多くの場所で戦争が続いています。難民キャンプにいる20万人以上の国内避難民にとって、幸いな新年はありません。
60年前に始まった戦争が、今も続いています。カンボジアはその紛争を終え、ベトナムの戦争も終わりました。彼らは皆、平和と繁栄への道を歩んでいます。私たちは勝利のない戦争にはまり込んでいます。多くの人が苦悩に沈み、住んでいた土地を追われたこと、それが唯一の結果です。
ミャンマーの沈黙する大多数の人々は、この長期にわたる戦争の傍観者でした。平和のために力を合わせましょう。私たちが手を取り合う時が来ています‐すべての宗教、すべての民族が‐2017年を本当に幸いな新年とするために。
正義のある平和は可能です。交渉による平和は可能です。武力に頼る道は失敗しました。そのため、2017年1月1日を、平和のための断食と祈りの日とするよう、すべての宗教に呼びかけます!
「すべての戦争に終止符を」と書かれたプラカードを持って、私たちの修道院や教会、お寺、モスクに集まりましょう!
平和を求める祈りと日中の断食をもってこの日を過ごしましょう、すべての人の心を変えるために! すべての戦争を終わらせましょう! 2017年を平和の年にしましょう!
ヤンゴン大司教 チャールズ・ボー枢機卿