ページのトップへ

サレジオ会 日本管区 Salesians of Don Bosco

EAOボナノッテ:いつくしみの母


 

※「EAOボナノッテ」は、サレジオ会 東アジア・オセアニア地域顧問ヴァツラフ・クレメンテ神父から毎月送られるメッセージです。

 

いつくしみの母 – 誰をも拒まず受け入れてくださる母の愛

  

 親愛なる友人、兄弟の皆さん!

  

 カンボジアの使徒座知牧区のバッタンバンを訪れるたびに、私は最も意味深く美しいマリアの彫像の一つ‐いつくしみの母に、深い感動を覚えます。キリング・フィールド、殺戮の原野の国にこの像が現れたのは、偶然ではありません。その元の呼び名は「すべての人を受け入れる愛の御母」です。この温かく迎え、抱擁し、微笑むマリア像を素直な心で観想することは、2016年のいつくしみの聖年の旅を歩む私たちの助けとなるかもしれません。

 バッタンバンの使徒座知牧区長エンリケ・フィガレド神父SJによる単純明快なカテケージスは、このいつくしみの聖年の初めにあたって、私たちの助けとなります:

 「マリアはイエスを抱いています。イエスは両手を開いて、近づこうとするすべての人を迎えています。お二人とも、慈愛という温かな衣をまとい、相手の警戒を解かせてしまう微笑みを浮かべておられます。

 像の中央には、二人の子どもがいます:一人は、善悪を見極める助け、知恵を象徴する本を持っています。もう一人は笛を吹き、神を讃える芸術、音楽、伝統を合わせて表しています。子どもの一人は車いすに乗り、平和の象徴、鳩を抱いています。別の一人は松葉づえを使いながら、愛のしるし、花束を持っています。神の最も大いなる掟です:「私があなたがたを愛したように、互いに愛し合いなさい!」松葉づえと車いすは秘跡のようです、彼らに尊厳を取り戻させ、障害者と障害のない者との間の交わりを作り出します。

 聖母のマントは私たち皆が所属する家族を表しています:それは教会です。私たちは皆、このマントの中に入っています。

 下方には蓮の花があります。蓮の花は、カンボジアで最も象徴的な花で、栄光、清らかさ、聖性の象徴です。」

 使徒座知牧区では、たった10人の司祭が、31の小教区と宣教拠点で働き、4千人のカトリック信徒に奉仕しています。信徒たちは、大多数が仏教徒の5百万人の人々のただ中で暮らしています。この聖母像は知牧区のすべての小教区にあり、障害を負ったカンボジア人芸術家たちによって彫られたものです。このことは、私たちの状態がどのようなものであろうと、イエスが私たちの人生・生活にもたらしてくださる神の愛を運ぶために、お互いに助け合うことができることも、示しているのです。

 カンボジアの若い教会のこの美しい姿が、この年を新たにされた心で、いつくしみに満ちて始めるのを助けてくれますように!

    

 心より、幸多い新年でありますように!

 

ドン・ボスコのうちに

EAO地域顧問2014-2020

ヴァツラフ・クレメンテ神父 SDB   

 

EAObuonanotte1601