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サレジオ会 日本管区 Salesians of Don Bosco

8月16日、ドン・ボスコ生誕200周年


 

8月16日

 16日、ドン・ボスコの誕生日当日、サレジオ会総長フェルナンデス神父をはじめサレジオ家族内外の大勢の巡礼者は、朝8時、カステルヌオヴォの町を出発、「帯の聖母」像と共にコッレ・ドン・ボスコ(=ドン・ボスコの丘。ドン・ボスコの生家と記念大聖堂のある巡礼地)まで約5キロの道のりを歩いた。青年ジョヴァンニ・ボスコが学校に通うため、3年間、2往復した道である。
 コッレ・ドン・ボスコの広場では、9時半より、ドン・ボスコ大聖堂の主任デイアナ神父指揮のもと、手品やアクロバット、曲芸、ブラスバンド、歴史的な芝居などのパフォーマンスが繰り広げられ、巡礼者を迎える祝祭の雰囲気を盛り上げた。
サレジオ家族創立者の生誕200周年の開始が、公に宣言された。式典には、教会を代表してトリノのフィアンディーノ補佐司教、アスティのラヴィナーレ司教、行政を代表してアスティ州知事ファローニ氏らがあいさつ、ドン・ボスコが現代の社会や個人にとって大切な存在であることを述べた。
 一日の頂点を飾ったのは、ドン・ボスコ大聖堂を信徒と若者で埋め尽くしたミサ。共同司式をするため、イタリア中からサレジオ会員が駆けつけた。フェルナンデス総長はミサの中で次のように述べた。「ドン・ボスコが若者の父、師として形づくられたことは、神の摂理のしるしです。昨日も、今日も、そして明日も、神はすべての善いものをおこし、福音と受肉の神秘を目に見えるものとする人々を、絶えず教会に与えてくださいます。」そして、聖人にあこがれることから、聖人の後に従って生きるようにと呼びかけた。
 ジョヴァンニ・ボスコの199回目の誕生日は、カステルヌオヴォ市長ムッソ氏よりフェルナンデス総長への名誉市民権授与をもって締めくくられた。

(ANS – イタリア・トリノ 2014年8月17日)
http://www.infoans.org/1.asp?Lingua=2&sez=1&sotsez=13&doc=11225