ページのトップへ

サレジオ会 日本管区 Salesians of Don Bosco

アブト新司祭叙階 日々の祈りに忠実に


サレジオ神学院長の春山ミカエルラップ神父より、昨日のアブト新司祭の叙階式について、喜びの報告がありましたので、お届けいたします(^^)

2026年10月31日、ケニア・ホマベイ発 ― ケニアのホマベイ教区にあるリンガ・カトリック教会、あわれみの聖母小教区において、日本で宣教活動に従事するサレジオ会宣教師、アマディ・ジョセフ・アブト助祭が司祭に叙階され、喜びに満ちた祝典が執り行われた。

司祭叙階式は、ホマベイ教区司教マイケル・コーネリアス・オティエノ・オディワ司教の司式により行われ、約40人の司祭と700人の信徒が参列した。参列者には、家族や親族、友人、そして地元のキリスト教共同体の人々が含まれていた。

説教の中でオディワ司教は、新司祭に対し、司祭職とは、人気や権力を得たり、他者を支配したりするための道ではなく、奉仕への召命であることを強調した。また、司祭の生活において聖体の秘跡が中心にあることを説き、司牧活動がどれほど多忙であっても、日々の祈りに忠実であり続けることの大切さを語った。何よりも、活動に先立って祈りがなければならないのである。

さらに司教は、アブト師に対し、すべての人、とりわけ貧しい人々、傷ついた人々、そして配慮や支えを必要としている人々の友となるよう励ました。そのメッセージには、愛と優しさをもって若者たちに寄り添うことに生涯を捧げたドン・ボスコの精神が映し出されていた。

叙階式は約4時間にわたり、力強く喜びに満ちた歌声、伝統的な踊り、そして信徒たちの熱心な参加によって彩られた。典礼が比較的短く、落ち着いた雰囲気の中で行われることの多い日本から訪れた私たちにとって、それは驚きに満ちた、忘れがたい体験となった。

この4時間は、単に長い儀式として感じられたのではない。むしろ、共同体全体の深い信仰と喜び、そして神への感謝が豊かに表現された、かけがえのない時間であった。

アブト師は、2017年、ケニアから日本へ、海外宣教に派遣されるサレジオ会宣教師(ad gentes)としてやってきた。日本語を学んだ後、サレジオ会の志願院や学校で司牧経験を積んだ。その後、フィリピンで神学の課程を修了し、2025年5月24日、東京で助祭に叙階された。

アブト師はケニアの首都ナイロビで育ったが、司祭叙階の地として、現在両親が暮らしているホマベイを選んだ。

司祭叙階後、アブト師は日本に戻り、特に若者たちのために宣教活動を続けていく予定である。

アブト師の司祭叙階は、ケニアと日本のサレジオ会共同体にとって、大きな感謝と喜びの時であり、国境を越えて広がるドン・ボスコの宣教の精神を美しく示す出来事となった。