四日市サレジオ志願院感謝の集い 濵﨑敦管区長の挨拶
本日は、四日市志願院「感謝の集い」にお集まりくださり、また共に祈ってくださいますことに、心より感謝申し上げます。
まず、この盛大なミサ聖祭を司式してくださいました京都教区長パウロ大塚喜直司教様に、心より感謝申し上げます。
また、志願院開設にあたり、京都教区に温かく迎え入れてくださったばかりか、折にふれて志願院を訪れてくださったり、いつも励ましのお言葉と祈りをもって支えてくださいました。その父親のような温かい関わりにより、志願生はもちろん、スタッフである私たちサレジオ会員もどれほど助けられ、励まされてきたことでしょう。この京都教区であったからこそ、私たちは長年にわたり志願院を続けることができたのだと思っております。ありがとうございました。
そして、敷地と建物を寛大に提供してくださったエスコラピオス修道会の皆様に、心から感謝申し上げます。
当時のエスコラピオス会日本地区代表であったヘルマン神父様と、サレジオ会管区長であった溝部司教とが、管区長会議で出会ったことをきっかけに、この四日市にあるエスコラピオス修道院をお借りすることとなりました。ちょうど契約が結ばれた日が、地下鉄サリン事件のあった日であったとも聞いております。それ以来30年間、二つの修道会が同じ場所で生活を共にするという、他にあまり例のない歩みが続いてきました。実際には、私たちが厚かましくもどんどん多くの場所を占拠していき、さらには新しい建物やグラウンドまで整備させていただきました。それにもかかわらず、常に私たちのやり方を寛大に受け入れてくださり、様々な形で支えてくださいましたことに、感謝の思いでいっぱいです。本当にありがとうございました。
また、多感な中学・高校時代の志願生たちを受け入れ、学校教育を通して養成してくださったエスコピス学園海星中学校・高等学校の教職員の皆様にも、心より感謝申し上げます。
志願生の中には、決して十分な成績とは言えない状況で入学した者もおりましたが、「志願生だから」という理由だけで迎え入れてくださったこともありました。さらに、スポーツ活動や志願院行事の際には学校施設を貸してくださり、また親元を離れて生活する志願生たちに寄り添いながら進路指導を行ってくださいました。学校という立場から志願生たちを支え、励まし続けてくださったことに、深く感謝申し上げます。
そして、お名前をすべて挙げることはできませんが、祈りをもって、また物心両面にわたって支えてくださった皆様、そして本日ここにお越しになることができなかった多くの恩人の方々にも、心より感謝申し上げます。
皆様の温かい祈りと寛大なご支援があったからこそ、30年間の志願院の歩みが支えられてきました。日々届けてくださった支援や献金、司牧先や合宿先での温かい受け入れ、励ましやもてなし、志願生たちにとって大きな喜びであり、力となりました。私たちは本当に恵まれていたと感じております。
この30年間で、多くの若者たちが育っていきました。その中でも実地課程を四日市志願院で過ごした神学生のうち、現在、司祭・助祭として歩んでいる者として、三島神父、北川大介神父、岡本神父、Phu神父、谷口神父、Abuto助祭がいます。
また、四日市志願院を歩みの出発点として、現在、修道士・助祭・司祭として歩んでいる者として、谷口神父、竹下修道士、深川助祭、堤神学生、(今、フィリピンで修練をしている)土橋修練生、シニア志願生の上村翼さん、高橋さん、この春、四日市から調布に進級した最後の志願生である川尻さん、上村豊さんがいます。
この数が多いのか少ないのかは分かりません。しかし、この時代にあって、生涯を神と人のために、教会と修道会のために、捧げようとしている人がいるということは、私たちサレジオ会だけでなく、日本の教会にとって大きな恵みであり、かけがえのない宝であると感じています。
また、司祭・修道士の道から別の道へ進んだ若者たちも、今日ここに多く来てくれています。こうして集ってくれること自体が、ここで受けた恵みへの感謝の表れであり、それぞれの人生の中で、この経験が大切な意味を持ち続けている証しであると思います。
最後になりますが、私たちサレジオ会日本管区は、今年、来日100周年を迎えています。この節目の年にジュニア志願院を閉じることは、ある意味で寂しさもあります。しかし私たちが大切にしたいのは、ドン・ボスコ、そしてチマッティ神父の精神です。その精神とは、社会的にも経済的にも人材的にも困難な時代にあっても、司祭・修道者への召命を見出し、育てることを常に優先してきたことです。ジュニア志願院を閉じることと、召命司牧をやめることは同じではありません。むしろ来日100周年を機に、新しい形で召命司牧を発展させていくために大きく変わる恵みの機会であると受け止めています。これまでと同様に、あるいはこれまで以上に、サレジオ会として召命司牧のために力を尽くしてまいります。
どうかこれからも、祈りをもって支えていただき、教会のため、京都教区のため、エスコラピオス会のため、サレジオ会のため、そして日本の教会のために、召命の恵みが豊かに与えられますようお祈りいただければ幸いです。
本日は誠にありがとうございました。
