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サレジオ会 日本管区 Salesians of Don Bosco

サレジオ会来日100周年記念ミサ 管区長挨拶


1926年2月8日月曜日午前8時、チマッティ神父を団長とする第1回日本宣教師団は、門司港に入港しました。

このことからちょうど100年目を迎える2026年2月8日(日)、サレジオ会来日100周年の記念ミサが14:30より東京カテドラル聖マリア大聖堂で行われました。

ミサの終わりに行われた、日本管区長 濵﨑敦による挨拶全文を掲載いたします。

 

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本日、この記念すべきミサにおいて司式くださいました菊地功枢機卿様をはじめ、臨席くださいましたアンドレア・レンボ司教様、ならびにミサの説教をしてくださいました山野内倫昭司教様に、心より深く感謝申し上げます。

また本日、出席が叶わなかったサレジオ会総長に代わり、遠路はるばるお越しくださいましたサレジオ会総本部東アジア・オセアニア地域顧問のウィリアム・マシューズ神父様にも、厚く御礼申し上げます。

日本管区は、当初中国管区に属しておりましたが、そこから分かれて、1937年に日本管区として独立しました。その歴史的なつながりの中で、本日は中国・香港管区よりレオング・ドミンゴス管区長様にも列席を賜り、心より感謝申し上げます。

さらに、1954年には日本管区から韓国へサレジオ会員が派遣され、その後、韓国管区が誕生いたしました。本日は、その韓国管区の管区長であるマルチェッロ・ベク神父様にもおいでいただきました。重ねて御礼申し上げます。

また、サレジオ家族の皆様、そして本日ご列席くださいました皆様お一人おひとりに、心から御礼を申し上げます。言うまでもなく、この100年の歩みは、皆様方の多くの祈り、励まし、協力、そして支えなしには成し得なかったものです。この場に今おられない方々も含め、感謝の思いで胸が満たされております。

現在、日本管区には69名のサレジオ会員がおります。この100年の間に、152名の会員が主のもとへ召されました。100年の歩みを振り返ると、そこには言葉にされることのない多くの祈りと、目立つことのない忠実な奉仕の積み重ねがありました。時代の光と影の中で、進むべき道がすぐには見えない時もありましたが、それでも歩みは一歩一歩、止まることなく続けられ、今日という日へと導かれてきたのだと思います。

その歩みの中心には、常に大切にされてきた存在があります。それは、青少年、若者たちです。私たちサレジオ会員は、今日、来日100年目という節目にあたり、改めて創立者ドン・ボスコの言葉を心に刻みたいと思います。

「わたしたちは、息を引き取る最後まで、若者たち、特に『より助けを必要としている青少年』のために尽くすことを神に約束する」

この短い言葉の中に、私たちの使命のすべてが込められているように思われます。私たちは、教える者である前に、青少年と共に歩み、心に耳を傾ける者として招かれてきました。そして実際には、青少年によって育てられ、導かれてきたのは、私たち自身であったのです。

日本におけるサレジオ会の100年の歩みは、強い光を放つ歴史というよりも、静かな小さな灯の連なりであったと思います。その灯は、祈りによって守られ、希望によって受け渡され、今日、ここに集う私たちの中に生きています。これからも私たちは、聖霊の導きに従って、まず神のことばと青少年の声に耳を傾け、尊者チマッティ神父から託された歩みを続けていきたいと願っています。皆様と共に、そして特に青少年たちと共に、聖母マリアの御保護のもと、与えられた光に導かれながら、新たな一歩を静かに踏み出していくことができますように。

本日は、誠にありがとうございました。

2026年2月8日

サレジオ会日本管区長

濵﨑敦