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サレジオ会 日本管区 Salesians of Don Bosco

総長来日の足跡⑦ 若者たちと共にささげるミサ


2012年9月23日(日)10:30より、カトリック碑文谷教会(東京都目黒区)にてチャーベス総長司式による「若者と共にささげるミサ」が行われました。

サレジオ修道会が担当している教会(当日参加した教会は、碑文谷・調布・下井草・三河島・足立教会、神奈川は鷺沼・大和教会、静岡は浜松教会、三重は四日市サレジオ志願院)からも若者たちが集まり、小教区を超えた青年たちによるバンドも組まれ、ミサが行われました。

福音箇所はマタイ5章「地の塩・世の光」が朗読され、説教の中で総長は若者たちに対する下記のメッセージを送りました・・・(抜粋)

「イエスの弟子とは地の塩・世の光です。これは、キリスト者である私たち若者が社会的機能を持っていることを意味しています。社会が腐敗しないようにするのがキリスト者である若者の使命です。社会の腐敗は人生に於いて大事なことである、神様を人生の中心に置いて決断しないこと、そして家庭の崩壊からも始まっています。また、人生の拠点(基盤)がない時からも腐敗は始まっています。そして、何が「善い」か、何が「悪い」かの区別がつかないのも現代社会の特徴です。こうした状況の中で若者たちは、悪や様々な欲望(麻薬・性的な事)に身を任せないでほしい。また、いじめや偽善の傾き、特に生活の驕りに自分自身を向けないように。このような生活は、神が存在しないような生活を送ることに結びつきます。善いものを社会に与えていくことによって貢献すること、これが世の光です。つまり信仰の光、神様を人生の中心に置く生き方を通して、神様の栄光のためにすべてを行えばそれでいいのです。キリスト教が社会的な発展と結びつく中に若者が果たす使命があります。ここにいる若者たちが、そのような者になっていくことを信じています。私は皆さんを信じます」と若者たちを励まし、若者たちが果たすべき使命について語られました。

奉納時には「DON BOSCO JAPAN」の旗が奉げられ、総長は感嘆の笑顔でこれを受け取りました。

ミサの終わりに青年代表による英語のスピーチもあり、総長も若者たちへの応えの証として、全員に記念のメダイをプレゼントしました。

東京近郊では猛暑日と節水も呼びかけられていた最中、天候はあいにくの雨模様となったものの、それは人々にとっては恵みの雨となったはずです。雨が恵みになっただけでなく、総長と共にミサに与った若者たちにとっては、チャーベス総長と共に祈った経験や、総長からのメッセージが神様からの恵みの雨にもなったことでしょう。