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サレジオ会 日本管区 Salesians of Don Bosco

ベネズエラ‐『善の力で悪に打ち勝とう』


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 世界中の情報サイトに、またもや若者の死を嘆く見出しが掲載されました。「ベネズエラでまたも無実の命が失われた。人生が始まったばかりの14歳の少年の死」(ハビエル・タエニョ、ブログNoticias Gaceta Trotamundos)。ベネズエラは1年以上にわたり政治的対立、治安の悪化、経済の破綻によって苦しんでいます。昨年2月には、2人のサレジオ会員が強盗事件の犠牲となりました。
教会とサレジオ会、ベネズエラのサレジオ青少年運動の若者たちが平和を築くために懸命に働く中、またもや起きた悲しい事件。この状況を前に、サレジオ会のベネズエラ管区長、フランシスコ・メンデス神父は「善の力によって悪に打ち勝とう」とメッセージを発信しました。
 「ベネズエラのサレジオ会は喪に服しています。またもベネズエラの若者が、今回は凄惨な方法で殺されたからです。私たちはまた、尊厳を認められずに、さまざま形で苦しみ続ける若者たちのため痛みをおぼえます。私たちは希望に賭けつつこの痛みに耐えたいと願います。従兄のヨハネがヘロデの宮殿で斬首されたと耳にしたイエスが痛みに耐えつつ抱かれた希望をもって。イエスはご存知でした。その痛みが、神の国を告げ知らせるため、より惜しみなく献身するようにという挑戦であることを。
 サレジオ会員と、私たちの事業に参加する教育者、若者、大人の皆さん、共にキリストのように喪に服すよう、呼びかけます。私たち自身の希望を養い、すべての人、特に落胆し、混乱する人々のうちに、再び希望の火を燃え立たせるためです。善の力によって悪に打ち勝つため、さらなる祈りと断食をもって、聖体祭儀を共にし、いのちと正義のためにさらに献身的に生きるよう呼びかけます。
管区長 フランシスコ・メンデス神父, SDB」

(ANS – ベネズエラ・タチラ 2015年2月26日)
http://www.infoans.org/1.asp?sez=1&sotsez=13&doc=12179&lingua=2