毎年3月の終わりに九州地方のカトリック学校の信者生徒（キリスト教に興味のある生徒も）を対象に行われているYCC（Youth Catholic Camp）が、今年も3月27日（日）から30日（水）、宮崎の日向学院海の家（日南市）で開かれました。今年は福岡・長崎・熊本・宮崎・鹿児島から過去最多11校のカトリック学校生徒を含む53名の中高生が参加しました。

南九州の暖かい太陽に照らされて、初対面で緊張していた生徒たちもすぐに打ち解け、誰もが受け入れられている感じると同時に、誰もが主体的にこのキャンプに参加する雰囲気があるということがYCCの最大の魅力です。今年も好天に恵まれ、朝日を浴びながらの祈りや黙想、浜辺でのお弁当やレク、若者らしい歌と典礼、テーマ学習と分かち合い、班ごとの発表と光の集いと、盛りだくさんの4日間となりました。

今年のテーマは『平和を実現する人は幸い』。直前に起こった東日本大震災の影響もあり、講話や分かち合いを通して、平和とは戦争がない状態だけを意味しているのではなく、困難のうちにある人のために自分ができる小さな実行が平和につながっていくということを学びました。また参加生徒や青年リーダーが報告した国内・国外ボランティア体験の話も大いに刺激になりました。

最終日は派遣のミサで締めくくり、新しい仲間と出会えたことに感謝しながら、再会を約束しそれぞれのもとへ帰っていきました。参加してくれたすべての人に感謝。九州各県の中高生の皆さん、次回YCCの参加お待ちしています！