教皇呼びかけ 「中国の教会のための世界祈りの日を」
今年は、キリスト者の扶け、扶助者聖マリアの祝日が宣言された200周年でもあることをご存知でしょうか。サレジオ会東アジア-オセアニア地域(EAO)の多くの国あるいは管区が、扶助者聖マリアを保護者としています。
管区では:オーストラリア、中国、フィリピン南、ミャンマー
国では:地域としてのオセアニア、オーストラリア、中国(1921年、中国シノドスより)
5月20日水曜日の一般謁見で、フランシスコ教皇は、中国のカトリック信徒のために祈るよう、特別に呼びかけました。教皇の呼びかけは、世界中で祝われる24日、日曜日の、扶助者聖マリアの祝日に先駆けるもの。
中国のカトリック信徒は扶助者聖マリアに特別な信心を寄せ、祝日には特別な信心行や巡礼が行われます。特に、上海郊外にある国民的巡礼地、佘山(シェシャン)の聖母大聖堂に多くの人が巡礼します。
2007年、中国のカトリック信徒にあてた書簡で、教皇ベネディクト十六世は、扶助者聖マリアの典礼上の祝日が、「全世界のカトリック信徒にとり、中国の教会と祈りの内に一致する機会になること」を願っていると表明しました。
20日の呼びかけで、フランシスコ教皇は、佘山の聖母像が、「愛といつくしみを表して」両腕を広げた幼子イエスを高く掲げていると述べました。教皇はすべてのキリスト者に、中国の信徒のために祈ろうと呼びかけました。
フランシスコ教皇の呼びかけ 中国のカトリック信徒のために祈ってください
「5月24日、中国のカトリック信徒は、キリスト者の扶け聖マリアへの信心をこめ、上海の佘山の大聖堂で祈るでしょう。この巡礼地を見守る聖母マリアの像は、愛といつくしみの表情のうちに両腕を広げた御子を高く掲げ、世界に示しています。同朋のただ中で、このいつくしみ深い愛の、ますます信頼できるあかし人となれるように、また教会がその上に建てられているペトロの岩に、霊的一致のうちに結ばれて生きることができるように、中国のカトリック信徒を助けてくださるよう、私たちもマリアに願いましょう。」
佘山(シェシャン)の聖母への祈り 日本語版(カトリック中央協議会事務局訳 2008.5.19)は、
カトリック中央協議会のサイトよりご覧いただけます。
なお、bosco.linkで、フィリピン北管区によるノヴェナの祈り、また中国管区による扶助者聖マリアの祝日の歴史と祈りを見ることができます。
(austraLasia#3625 2015年5月21日)