司祭叙階25周年
2012年12月24日 浜松
サレジオ会が司牧する浜松教会の主任司祭、アンヘル山野内神父は、アルゼンチンから駆けつけた弟のフィデル神父と共に叙階25周年を祝った。管区長アルド・チプリアニ神父、副管区長マリオ山野内神父(アンヘル、フィデル両神父の兄)、浜松共同体のエヴァリスト比嘉神父、ドアン・タン・ヒエン神父が、山野内兄弟の母セシリア美智子さんと喜びの時を共にした。
「選ばれた者たちを通して救いの計画を実現される神の現存によって、私たちは神の愛、平和、喜びに満たされています」。この言葉は、司祭叙階25周年を祝うのみならず、地球の反対側に離れて暮らす家族を一つに結び、またクリスマスが近づくなか、多くの人々の人生に本当に「救い主が訪れてくださる」ことを語る。
二人と共に叙階されたもう一人、マリオ・ジャノス神父だけがいなかったが、三人は1987年12月19日、ジャノス神父の母方の伯父トレス司教により、アルゼンチンのコルドバで司祭叙階の恵みを受けた。アンヘルとフィデルの兄弟はアルゼンチンで共に学校に通い、志願院もマリオ・ジャノス神父と一緒に過ごした。ジャノス神父は現在、教皇庁立サレジオ大学の教鞭を執っている。
交わりと一致の雰囲気のなか、深い感動のひとときとなった。浜松共同体には日本、ブラジル、ペルー、フィリピン、ベトナムなど、さまざまな国籍の人々が集まる。この文化的多様性の豊かさが、銀祝ミサにも、またその後の祝賀会の食事や出し物にも表れた。
ミサ後、チプリアニ神父よりセシリアさんに、息子たちを惜しみない心でサレジオ会に捧げてくださったことに感謝する、総長パスクアール・チャーベス神父からの感謝状が手渡された。
司祭職という大きな恵みを神に感謝し、母として絶えず守ってくださる扶助者聖マリアに感謝します。