ローマ総本部 VIDES 第11回世界大会開催
(Boscolink – 2016年7月18日 ローマ総本部)
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「私の兄弟であるこの最も小さな者にしたことは、私にしたのだ……」 (マタイ25)
By Sr. ミカエラ・ジェォン, FMA
VIDESインターナショナルは1991年、イタリアでボランティアNGOが始まってわずか4年後、サレジアン・シスターズFMAによって創設された。FMAのシスターたちがアニメーターとなり、42か国に広がる209のグループで、青年たちがボランティア活動に取り組んでいる。VIDES (教育と開発のための国際女性ボランティア http://www.vides.org)の組織運営のため、総会や国際会議も開催される。このたび、34か国から約150名の若者が、FMAのシスターたちと共にローマのサレジオ会本部に集まった第11回世界大会が、7月18日に閉幕した。
EAO地域では、カンボジア、中国、韓国、フィリピン、日本、タイ、ベトナムにVIDESのグループが存在する。2016年世界大会には、タイ、韓国、日本から16名の若者、ベトナム、タイ、フィリピン、韓国、日本から10名のシスターが参加した。閉幕のミサには、シスター・マリア・アスンタ井上とシスター・ルニータ・ボルハ(いずれもFMA最高評議員)も駆けつけた。
参加者はワークショップや良い実践例の紹介、いつくしみの聖年ローマ巡礼、サレジオ会総本部ピサーナの自然に囲まれたすばらしい環境、総長との親しい出会いなど、毎日の分かち合いを楽しんだ。7月18日の夜に行われた閉幕ミサは、総長アンヘル・フェルナンデス神父が司式。総長はミサの説教で、助けを必要とする人々に仕える参加者たちの新たなエネルギーを祝し、奉仕の精神とイエスのように生きるあかしにおいて成長するよう励ました。「実に、イエスを最もよく告げ知らせるのは、自分を与える奉仕という皆さんの生き方のあかしです!」 それは、世界中で活躍するNGOにはできないことである。
FMAのVIDESデレガートの一人、シスター・ミカエラは、大会の日々を通して、それぞれのグループのアニメーターとして関わりつづけるために大きな励みを頂いた、と分かち合った。特に、生活を共にしたことと、良い実践例の分かち合いは、目に見える実りがあまり多くない中で歩む道のりに確かさを与えてくれた、EAO諸管区のさらの多くの若者が、ほかの若者や貧しい人々への奉仕に目覚めることを願っている、と語った。今回の大会のテーマ「私の兄弟であるこの最も小さな者にしたことは、私にしたのだ!」を生きるために。