ローマ本部 誘拐されたウズンナリル神父の生存確認
(ANS – 2016年12月27日 ローマ本部)
http://infoans.org/en/sections/news/item/2383-rmg-fr-tom-uzhunnalil-seen-again-on-a-video
2016年12月24日、イエメンで働く宣教師、インド人サレジオ会員トム・ウズンナリル神父のビデオがYouTubeに掲載された。トム神父は2016年3月4日、アデンで誘拐された。ビデオの中のトム神父は心身ともに衰弱した様子であるが、少なくとも生存が確認された。
ビデオは”Saleh Salem”というプロフィール名で掲載され、5分間のもの。トム神父の出身地、バンガローレ管区のサレジオ会員たちは、ビデオに映っているのは確かに本人であると確認した。
ビデオでトム神父は、ゆっくりと、ためらうように話している。孤立した状況にあり、政府や全教会、人道支援組織が自分の解放のために努力を尽くしていることを知らない様子である。
バンガローレ管区のある会員は、「いずれにしてもこのビデオは、政府関係者や教会にトム神父の解放のため、交渉にさらに力を入れるよう促すものです。祈りは本当に力があります。トム神父がまだ生きているのは、世界中の数え切れないほどの皆さんの祈りのおかげです。どうぞトム神父が守られるよう、祈りを続けてください……そして世界の平和のためにも。どの国でも、宗教・文化・社会的迫害がなくなるように、そして正義が促進され、腐敗が減り、すべての人の間で人道的に資源が配分されるように。世界、国、地域のリーダーたちがこれらの目標に真剣に取り組むよう、私たちは働きかけなければなりません。」
兄弟会員トム・ウズンナリル神父を取り戻す希望を新たにしたサレジオ会は、幸いな結末に向けた努力へのサポートを続け、再び全サレジオ家族に向けて、われわれのインド人宣教師の解放を神に願って祈るよう、招いている。
YouTubeビデオ: https://youtu.be/sv8S6DkTDF8