ミャンマーのボー枢機卿、サレジオ会日本管区本部来訪
2016年4月10日午後、ミャンマーのチャールズ・マウン・ボー枢機卿が四谷のサレジオ会日本管区本部を来訪しました。
世界宗教者平和会議のシンポジウムのため、仏教・ヒンズー教・イスラム教の指導者と共にミャンマーから招かれて来日したサレジオ会員のボー枢機卿は、忙しいスケジュールの合間に、在日ミャンマー人のサイ・イー・ポールさんと共に管区長館を訪れました。山野内管区長、既知のロロピアナ神父、サレジアニ・コオペラトーリや管区本部スタッフらが、ミャンマーと世界の教会のリーダーである枢機卿を家族としてお迎えし、打ち解けた歓談の時を過ごしました。
ボー枢機卿は広報部門よりインタビューとして用意した質問に答え、平和構築・和解のための教会の使命、諸宗教対話などの観点から、ミャンマーのこれまでの歩み、多民族・多宗教の社会における和解と一致・教育・富の平等な分配など多くの課題を前にした現状、将来への希望と展望を熱心に語ってくださいました。
「長年にわたって日本の皆さんが差し伸べてくださった支援に深く感謝しています。ミャンマーは困難な国の再建の道を歩み始めたところです。どうかこれからも共に歩んでください。いつかミャンマーの教会も、ケルン・東京の精神で、助けを必要とする人々を支援できるように成長したいと願っています。」
インタビューは次号『ドン・ボスコの風』No.17(2016年7月発行予定)に掲載予定です。
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<日本のの皆さんへ、チャールズ・マウン・ボー枢機卿様からのメッセージ>
管区長様、会員の皆様、サレジオ家族の皆様、
日本を訪れることができたことは、私にとって喜びです。そして、ここ管区長館で心楽しいひと時を過ごせました。 どうぞ総長のストレンナを、心をこめて良く実践し、周りの物質主義に惑わされないでください。イエスとの親しい絆を持ってください。 皆さんのためにお祈り致します。 どうぞ、ミャンマーの教会、サレジオ会、国を忘れないでください。
尊敬をこめて。
チャールズ・ボー
2016年4月10日
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