マリオ山野内倫昭司教 さいたま教区に着座
キリストのうちにあって一つのからだ、一つの心となりますように
マリオ山野内倫昭司教 さいたま教区に着座
2018年9月24日、浦和明の星学園(埼玉県さいたま市)ジュビリホールにて、カトリックさいたま教区司教叙階式ミサがとり行われ、サレジオ会員であるマリオ山野内倫昭師が司教に叙階されました。叙階式は、カトリック東京大司教区のタルチシオ菊地功大司教が主司式し、約130人の司教・司祭・助祭のほか、大勢の信徒・会衆が参列しました。ホールに入り切れなかった会衆は、体育館のモニターで式を見守りました。
叙階の儀ではまず、教皇大使ジョセフ・チェノットゥ大司教から、教皇フランシスコによる新司教の任命書がラテン語で朗読されました。
そして、説教はさいたま教区管理者を務めてきたペトロ岡田武夫大司教が担当しました。「多民族・多文化の信徒から成るさいたま教区に、8歳のときに一家でアルゼンチンに移住した山野内新司教が着座することは、摂理的であると感じる。私たちは様々な相違を抱えつつも、同じ主イエス・キリストに召された者として、イエス・キリストにおいてのみ一つとなることができる」と語りかけました。
司教団の按手、塗油、福音書・指輪・ミトラ・バクルスの授与を経て、山野内師は司教団の一員に迎えられ、正式に着座しました。新司教が、参列した司教一人ひとりと抱擁を交わす姿が印象的でした。
その後、ミサは感謝の典礼に入り、山野内新司教が司式しました。聖体拝領の際は、新司教はまずお母様にご聖体を授与し、歌は、英語、スペイン語、ポルトガル語、ベトナム語等多言語で歌われました。
山野内新司教は、派遣の祝福の前に、式に参列した全司教を紹介しながら「日本の教会、さいたま教区、サレジアン・ファミリーにとって、大きなペンテコステ(聖霊降臨)の時となりました。皆さん一人ひとりに感謝したいと思います」とスペイン語を交えて挨拶し、盛んな拍手を受けていました。
新司教は、そのモットーとして、「UNUM CORPUS IN CHRISTO(キリストのうちにあって一つのからだ、一つの心となりますように)」ということばを選びました。これにちなんで、閉祭の歌は塩田泉神父(さいたま教区)作曲の「キリストのうちにあって」が歌われ、新司教の門出を祝いました。
叙階式終了後も多くの会衆が会場に残って祝賀会が開かれ、新司教の祝福を受けました。
叙階式・祝賀会には日本や海外のサレジアン・ファミリーのメンバーも多数参加しました。
マリオ司教様、さいたま教区の皆様、おめでとうございます!心よりお祝いを申し上げます。
★この叙階式の模様は、Youtubeにてご覧いただけます。
https://www.youtube.com/watch?v=frZk_KNL1Xg