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サレジオ会 日本管区 Salesians of Don Bosco

ベトナム 神の僕マチェン神父、人々を動かす


 

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 (ANS – 2016年12月12日 ベトナム・ホーチミン)
http://infoans.org/en/sections/news/item/2303-vietnam-the-servant-of-god-fr-majcen-moves-many-in-slovenia-vietnam

 ベトナムのドン・ボスコと呼ばれた神の僕アンジェイ・マチェン神父(1904‐1999)は、中国、ベトナム、スロベニアでその父のような存在をよく知られていた。列福調査が進む中、マチェン神父のあかしに触発され、さまざまな取り組みが生まれている。

 マチェン神父の弟子の一人、ドン・ボスコ同窓生のフランシス・グェン氏は、サレジオ会との協力のうちに、ホーチミン市で’Bisto Mai-Sen’を立ち上げた。ホーチミン空港近くに開かれた、農村出身の若者のための職業訓練センターである。120名ほどの若者(男女の青年)が、製パン、料理、ホテル・レストラン業を学んでいる。この使徒的取り組みは、貧しい若者のための協働を生み、「ドン・ボスコ・ベトナム」の聖性の名声を広めている。

 アンジェイ・マチェン神父は中国、そしてベトナム(1935‐1979)で宣教師として働き、スロベニアに帰った後は、生涯最後の日々に至るまで聴罪司祭として働いた。宣教の使徒職に44年、スロベニアで宣教促進の働きに20年をささげた。マチェン神父の日記(手書きで6千ページ以上)に収録された内省や黙想は、豊かで深い信仰生活と霊的成長へのたゆみない努力を語る。

 マチェン神父を知り、キリスト者として、サレジオ会員としてのその見事な生き方を証言できる、スロベニアとベトナムのサレジオ会両管区が列福運動を推進している。列聖省は2008年12月、マチェン神父の列福調査に認証nihil obstatを与えた。

 今、新たな知らせが神の僕の故郷スロベニアからもたらされた。列福の副申請人、前管区長のアロイジ・スノイ神父によると、リュブリャーニャの列福のための教区裁判所は11月18日の会合で、「ベトナムで集められた証言が列福調査の資料の一環として正式に受理されました。数か月のうちに、歴史調査も終えられると期待しています。」

 列福・列聖申請人カメローニ神父は、スロベニアでの列福調査の教区の段階が2017年末までに完了すると考えている。そしてもちろん、サレジオ家族の皆に、この神の僕を知り、その取り次ぎを祈ってほしいと呼びかけている。

 

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