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サレジオ会 日本管区 Salesians of Don Bosco

フランス 移民の若者のために何ができる?


 

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(ANS – 2017年6月15日 フランス・グラディニャン)
http://infoans.org/en/sections/special-reports/item/3458-france-salesians-of-don-bosco-what-to-do-for-migrant-minors

 ヨーロッパ、世界各地のドン・ボスコ社会支援活動は、多くの移民の子ども・若者を迎え、受け入れ国で元気に生活できるよう助けている。

 移民となった人生の道のりで、サレジオ会と出会った若者たちがいる。現在ドイツに暮らすガーナ出身のアミーネもその一人。彼はスペインでドン・ボスコ基金に受け入れられ、二人の修道者とサレジアニ・コオペラトーリ会員を含む何人もの教育者が彼と共に歩んだ。アミーネはふり返る。「心が回復しました。イスラム教徒の自分にクリスチャンの人たちがしてくれたことを僕は忘れられません。共にいるのは喜びでした。同じ神様を信じている、兄弟愛について同じように強く信じていると聞きました。そのおかげで、旅の間に経験したたくさんの苦しみの後で、本当に再び立ち上がれるようになりました。」

 サレジオ会は世界中で、移民、難民のための事業を数多く行っている。フランスのグラディニャン・ドン・ボスコ高校の更生・職業訓練センター(CRFP)は、未成年の移民を受け入れるドン・ボスコ社会活動ネットワークに参加する団体の一つ。受け入れている90人の少年たちのうち30人が移民である同センターの所長、シルヴィー・デュフーは言う。「私たちは喜びをもって、アフガニスタン、パキスタン、マレーシア、コートダジュール、ギニアの若者たちを受け入れています。皆、男の子です。緊張を和らげる特別な教育を行っているので、うまく共同生活ができています。一緒に過ごせるようにさまざまな活動を共同で行うのです。このセンターで、彼らはすぐに職業訓練に入り、熱心に取り組んでいます。他方、がっかりさせられる出来事にも対処しなければなりません。入ろうとした学校に、求められるレベルを修了していないからと断られる場合などです。」

 フランスではカトリックの組織がネットワークを結び、常に声なき人々の声となっている。遺棄、非行、売春など、若者たちがさらされる危険を前にして、Secours Catholiqueカトリック救援ネット―ワークは「共に人身売買と闘う」という団体を立ち上げた。法的保護活動、移民の若者たちに対する姿勢を変える意識向上の働きかけ、行政組織への提案などを行っている。  

(Don Bosco Aujourd’huiより)
https://www.don-bosco.net/societe/3347-le-reseau-des-salesiens-de-don-bosco-quelles-actions-aupres-des-mineurs-migrants.html